こんにちは!ようやく、アメリカ人の”How are you?”にナチュラルに”Good! How are you?” と返せるようになったClass of 2022のYTです(来てすぐは、素直に長々と話して相手が聞いてないことに地味に傷ついていました)。今回は、1年目の秋学期について、どんな感じだったか、個人的所感を書きたいと思います。Tepperに出願されてインタビュー対策をされている方、または出願予定の方々にとって、少しでも参考になれば幸いです!
1年生の秋学期に何をしたか
① 授業
一年生の秋学期は、すべて必修の授業で構成されており、mini1では経済学や会計、統計等講義中心、mini2ではストラテジーやマーケティング等、ケース中心の授業が多かったです。今年はコロナの影響でほとんどの授業がリモートでしたが、講義中心の授業はZoomでの授業になって録画で見返せるようになったので、習得度が逆に上がった一方で、ケースのレポートをリモートでチームで書き上げるのは、留学生として意思疎通が結構大変でした。。。
なお、秋は必修科目が多く選択科目を取る余裕がないのですが、Tepperの強みであるData Analyticsに関する授業は春学期から取ることができます。ちなみに、オペレーションについてはTepperはMITに次いでランキング2位らしく、授業が充実していて質が高いそうなので、興味がある方におすすめです。
② クラブ活動
1年生の秋学期は就活対策からケースコンペ、ネットワーキングまで、2年生が色んなイベントを企画してくれます。例年は、ほとんどのイベントが授業終わり等にTepperの建物で食事つきで行われるらしいですが、残念ながら今年はZoomでした。個人的にはピッツバーグ郊外でのカヤックのイベントや、ケースコンペが特に印象に残りました。
③ 就活関係
私自身は特に就活していませんが、ざっくり各業界の就活スケジュールをご紹介します。ファイナンス系(特にIBD)が一番早く、秋に採用プロセスを得て12月にはサマーインターンのオファーが出ます。続いてコンサルは1-2月にインタビュー、テック系はもう少し遅いイメージです。特にMini2から、皆さん就活関連で忙しくなっていった印象です。
個人的に学びになったことBEST3
① アメリカ人とのコミュニケーションの取り方
これは引き続き一番苦労していることですが、特にチームのディスカッションでは、何も話さないと何も考えてないと思われてしまうのは日本と文化が大きく違う所だと思います。個人的に試行錯誤した結果、言語や文化に壁がある日本人がチームに貢献するには、真っ先に発言するか、積極的にロジ(雑用)を引き受けてチームの一員になるかしかないという結論に至りました。特に私は2年しか勤務経験がなく、貢献できる専門スキルがないので、積極的にロジを引き受けつつ、わからないときは素直に聞き返してなんとかディスカッションについていけるようにしました。
② ケースコンペを通じた実務の疑似体験
Tepperでは本当に多くのケースコンペが開催されており、私もこれまでに4つ参加しました。ケースコンペの良いところは、失敗が許される環境で未経験の業界の実務を垣間見れたり、プレゼン能力を上げられることです。実際、チームメンバーのスキルを学ぶいい機会になりましたし、その業界のプロが実際に審査するので、どんな結果であれとても勉強になると思います。
③ バーチャルでのプレゼン能力
Tepperでは、必修でプレゼンの授業があり、毎週違うテーマでプレゼンを準備します。今年はリモートだったのでライブで授業中に画面越しにプレゼンしたり、授業前に自分のプレゼン動画を録画したりしました。毎週準備がとても大変でしたが、一番わかりやすく上達したスキルだと思います。もちろん英語については、ネイティブと比較すると超えられない壁を感じた一方で、伝え方という点では発音(アクセント)はそんなに重要なポイントではないし、パワポのわかりやすさでカバーできるということは自信になりました。
Tepper Community
最後に、Tepper Communityについて感じたことを少しご紹介します。
まず、規模が小さいので全員と仲良くなりやすいです。とてもsupportiveな人が多く、ここまで2年生が就活対策を手伝ってくれる学校は少ないのではないかと思います。
また、私自身は日本人枠では数年ぶりの女性らしく、確かにTepperは他校と比べ女性の比率が少し低いですが、アジア人女性はたくさんいます(一個上の中国系学生はほとんど女性と聞きました)。個人的には、女子が少ないことでチャンスも回ってきやすいと感じています。私自身も、(未経験にもかかわらず)女性限定のInvestment Pitchに出ることができ、とても勉強になりました。
以上、とりとめなく個人的所感を書いてしまいましたが、たくさんの人と知り合ったり、さまざまな業界の実務に触れたりととても充実した秋学期でした。
米国では既にワクチンの接種が始まっており、学生に回ってくるのは今年の夏~秋になるともいわれていますので、今年の秋学期にはすべて対面授業に戻っているといいなと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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