・ イニシャル:PW
・ 性別: 男性
・ 出願時年齢:34才
・ 海外経験: シンガポール出身。現地大学卒業後、就職のため、日本に在住9年。
・ 費用:社費
1. はじめに(バックグラウンド)
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学部では会計学と金融を専攻。
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新卒で日系の素材メーカーにグローバル採用で入社(2012年10月入社、入社9年目での出願)
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会社で欧米系のスマホ・PC大手メーカーのアカウントマネージャーを担当。2~4年目既製品の営業全般活動(受注、出荷手配、債券管理、品質対応、等)に従事。4~9年目は新製品のProgram Managerを担当し、お客様と連携しながら複数の新商品を立ち上げた。
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高校時代から大学までシンガポールの柔道強化選手として海外での国際試合や遠征の経験50回以上。高校卒業後1年間日本で柔道留学経験もあり。
2. Why MBA
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約9年間かなりマイクロな仕事をしていたため、自分の担当製品しか知識がなく、グローバル企業は色んな事業部をどううまく経営しているのかを興味を持ち始め、MBAで経営を学ぶことにたどり着いた。
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前職でグローバルプロジェクトに参画することが多く、英語がネイティブの自分でも、他国籍のカウンターパート(お客様、海外拠点の同僚)と英語でコミュニケーションする際に、同じ事でも意味合いやニュアンスが異なり、誤解してしまう場合は何回があった。
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今後グローバルな仕事を継続するため、異文化を理解する重要さを感じた。単一文化の日本で多文化に触れ合う機会が少ないと感じ、海外留学することで異文化交流を図る。
3. Why Tepper
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Ivy Leagueでないものの、総合大学としての実力、知名度が高い(アメリカ、世界中)
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Art of Leadership, Science of Managementという教育概念にすごく響いた。ケースディスカッションのような抽象的な勉強方法でなく、きちんと科学的な視点で経営課題を解決するアプローチに魅力を感じた。
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ビジネスの将来であるAI、Data Analyticsは世界一、会社もスマート化する経営方針あり、自分のキャリアアップにフィットする
4. 受験プロセスの概要
2019年(入学年 n-2年)
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MBA留学を本格的に視野を入れて、社内制度のヒアリング、調査開始。自分の実力を測るため(半分遊び)、1ヵ月週末程度の勉強でGMATを受験、悲惨な結果で570点。
2020年(入学年 n-1年)
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2月:社内選考に合格
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3月:2019年のGMAT 570点のトラウマで、英語がほぼネイティブの私にGREの方が有利だと思い、GREの勉強開始。自分の(変な)ポリシーにこだわり、基本的に自力(独学)で受験・出願すること。メルカリで過去問題集を購入、ひたすら練習。
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4月:自宅(賃貸マンション)に勉強に集中できる場所がなく、飼っている活発なワンチャンも邪魔しに来るので、家の近くの自習室を契約して(約5000円/月)、平日勤務終業後から夜12時、週末10:00~21:00勉強。
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5月:家族の事情で、一時勉強中断。GRE/GMATはまだ受験していないので、Round 1出願を断念。全てRound 2にかけることとした。反省:時間の余裕があれば、Round 1から出願した方が良い。Round 2で志望校に合格出来なかったら、Round 3で他校で挽回する可能性が極めて低くなるため。
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7月:GREの模擬テストでのV点数が上げられず、英語単語を覚える自信がなくなり、努力対効果が低いと思い、GMATに切り替えると決断。Online GMATを約2ヵ月後を目標とする。
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8月:8/26にOnline GMAT 650点。700点が目標だったが、勉強から休憩したく、気分転換の為、出願先の検討や情報収集に切り替えた。主な手段はWeb調査(公式ホームページ、ブログ、YouTube、Poets&Quant、MBAフェア等)。
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9月:会社のMBA OB、大学や高校時代のMBA取得者の同級生と情報交換。大学主催の説明会にも積極的に参加。(注意)当方の場合は、志望校を調べれば調べるほどどんどんハマってしまった(全てに出願したくなる)。自分の条件やこだわりポイントを明確にしておくことが重要。※反省:本当はGMATのスコアメイクをしたかったが、時間が無くなったので、とりあえずGMAT 650点でRound 2に全てをかけてしまった。
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10月:オンラインのOn-demand出願準備アプリApplicant Lab(www.applicantlab.com)を入会(一年間使い放題$349)して、本格的に出願準備に入った。
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12月:Tepperを含めてUSスクール合計6校に出願。(かなり大変だった…)※UK一校もRound 2で出願する予定だったが、時間の余裕が無かったので、Round 3に後回した。
2021年(入学当年)
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1月:Tepperは出願提出一週間後にInterview招待もらい、1/14に面接実施。
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2月:USスクール4校不合格通知。(Without interview)
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3月:Tepper合格通知(3/10)。US一校Waitlist通知。GMATが低い指摘を受け、GMAT/GREスコアメイク再開(後述)。UK一校R3に出願
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4月:Online GREを受験、GMAT換算にしても点数が上げられず、GMAT/GREのスコアメイクを断念。
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5月:UK校よりInterview招待もらい、5/2に面接実施、5月末にWaitlist通知を受けた。GMATが低いとの指摘もあった。
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7月:Tepperに入学決定。
5. TOEFL/IELTS
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シンガポールの大学の指導言語は英語だったため、英語能力検定試験は免状。
6. GMAT/GRE
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対策:基本的に独学、Official guide、GMAT Clubを活用。
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GMAT、1回目、2020年8月:650 (V35, Q44、IR5) ―>出願スコア
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スコアが低いことに不安を感じて、R2出願後に再びスコアメイクに挑戦。
GMAT、2回目、2021年2月:640 (V32, Q45、IR8) ―>GREに切り替え
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GRE、1回目、2021年4月:313(V156, Q157) *GMAT換算590~600
この時点で、出願も終わったし、Tepperから合格をもらったので、スコアメイク終了。
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感想:GREのVは難しい英語単語を覚える必要があるので、不得意な人はGMATを推奨。(代わりに、GMAT Qの難易度>GRE)
7. レジュメ/エッセイ
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オンラインのOn-demand出願準備アプリApplicant Lab(www.applicantlab.com)を入会(一年間アクセス$349)し、すべての出願項目(ResumeからInterviewまで)ApplicantLab元HBSが設立した)を活用した。
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ApplicantLabの指導内容は他のカウンセラーより遜色しないと思うが、2-wayの交流より、Admissionsは何を重視しているのか、自分はどうPRすればいいのか、有力出願者でもよく犯しやすいミスをどう避けるのか、をわかりやすく動画で説明してくれる。OnDemandでいつでも自由にアクセスできるので、自己意識が高い出願者にはお勧め。
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ApplicantLabは説明動画まもちろん、自分の経歴、強みをもれなく棚卸できるモジュールがあって、それを使って自分の出願Storyを整理していた。
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エッセイをドラフトするToolもあって、そこで自分が整理したStoryを参照しながら、エッセイを作成していた。
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Proof-readingはシンガポールの兄弟、友人たちに読んでもらい、フィードバックをくれた。
8. 推薦
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直属の上司ふたりに依頼しました。(Storyや内容の整理もApplicantLabで)
9. インタビュー
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対策:独自でApplicantLabを参照しながら準備。Tepper admissionsもSTARフレームワークを推奨するので、STARで準備した。
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WebCamで自分の練習姿を録画し、自分でReview(自分の喋っている姿を見てすごく違和感あった。
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Tepperは、面接官を選択できるので、自分のバックグラウンドと一番フィットする方を選んだ方が、面接中に話題や印象づくりに有利だと思う。(当方の場合、自分と同じく競技選手バックグラウンドを持っている面接間を選んだ)。
10. 最後に
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GMATは早めに高い点数をクリアすること!(できれば700点は理想。。?)
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時間の余裕をもって、R1から出願すること!