・ イニシャル:MM

・ 性別:男性
・ 出願時年齢:31~35才

・ 海外経験:FY2018-19は出張で年間100~150日間海外へ、バックパックで51か国訪問

・ 費用:社費

 

1. はじめに(バックグラウンド)

・学部・大学院では機械工学を専攻し、ポリマー材料の新規開発について研究(GPA3.4/3.6)

・電機メーカー、素材メーカーを中心に就活の後、ご縁のあった化学会社に就職

・入社後はR&Dおよび生産技術の業務に従事し、研究者としてメーカーの研究開発およびメカニカル/ケミカルエンジニアとして製造現場の生産性改善や新規製造プロセス立上げなどを経験

・海外の工場で新規プロセス立上げのPJリーダーとして各国のエンジニアを率いる

・大学1年時に兄の誘いで初めて中米に、それ以降夏休み、春休みの度に世界中をバックパッカーとして旅する。入社後も年末年始などに大型連休を取得(Max24連休)して旅を継続


 

2. Why MBA

・技術者としての専門性を磨き自分の軸を築いた後に、ビジネスサイドに社内転職するため

・業務と同時並行よりも短期間で集中的に経営スキルを学ぶことができるため

・経営層と議論する機会が増えるにあたり自分のスキル不足を痛感したため


 

3. Why Tepper

・技術者の自分にとってCMUはとても親近感があり、Tepperにもエンジニアバックグラウンドの学生が多かったため

・会社にTepperで学んだ先輩が、またCMUで研究留学した先輩がいたため(約20年前)

・これまで科学的な事象に対して定量的なアプローチにより課題解決を図ってきたが、Tepperはビジネスにおいても定量分析を掲げていたため


 

4. 受験プロセスの概要 

11年4月

入社。漠然と海外への憧れがあり、入社直後から研究留学したいと考える。上司にもその旨を伝えていたが、まずは実績を残せと一蹴される。周囲に研究留学の経験のある先輩社員が多く、自分もいつかは留学したいと強く思う。

 

15年4月

数年間の会社生活を通じて、研究開発も好きだがそれよりも自分にはMBAの方が向いているのではないかと考えるようになる。会社の制度を使ってMBA留学を経験した先輩社員複数名に話を聞きに行く。早稲田大学ビジネススクールWBSのMBA Essentialsを半期×2で受講し、MBA入門編として学ぶ。面談等で上司にもMBA留学の希望を伝えるようになる。新たに担当したR&Dテーマが非常に楽しく、技術者としての小さな成功体験を積み上げ始める。

 

16年10月

入社後より所属していた横浜の研究所からGr会社へと長期出張になり関西へ移住する(1年半後の18年4月より出向となる)。R&D業務がとても充実したものとなり、さらに業務の枠を広げて製造現場での仕事、コネクションも増える。海外への出張も少しずつ増える。

 

18年5月

海外出張から帰国したタイミングで会社幹部が本社より遠路京都まで来訪し、社費候補生に選ばれたとの内々示あり。会社統合によりMBA留学制度が従来の立候補制から幹部推薦制へと変わったタイミングで、人事からの募集に対して上司および部門長が推薦してくれていたとのこと。以前から上司にはMBA留学の希望を伝えていたものの、このタイミングで候補者に選ばれることは全く予想できておらず、自分のキャリアの大きな転機になると確信する。4月からプロジェクト責任者としてGr会社に出向しその契約期間が2~3年と明示されていたこともあり留学時期は2021年夏以降で確定。入社の頃から技術者として10年、その後はまた新たなキャリアを考えていたため、ちょうど10年経過後にMBA留学(2011年入社⇒2021年留学)できることとなり、自分の理想のキャリアを歩めていることに感謝する。周囲の人たちに本当に恵まれたと思う。海外工場での業務が激増し、2week~1month程度の海外出張を繰り返すようになる。

 

19年8月

(所属部門幹部から内々示は受けていたものの)初めて会社人事とMBA留学について双方の意思を確認する。既に同じタイミングで選ばれた社費生(当時2020年入学予定)は候補者間で情報共有を開始しており、なぜそこにjoinさせてくれなかったのかと憤る。2021年夏の入学を目指すことで人事と合意。7月に海外工場での検討がひと段落したこともあり、お盆前後で20日弱休暇を取り独身最後のバックパック旅として世界周遊券を購入し北米⇒南米⇒欧州と弾丸で世界一周旅行。NYでCBS見学。訪問50か国目にイギリスへ。そこから日本へ帰国し、羽田空港においてNYで購入した指輪を渡してプロポーズ。10月に入籍。

 

19年12月

11月末にカナダへ4日間の弾丸出張、帰国後すぐにスペインへ、ほぼ1か月間を過ごす。仕事ばかりしていてろくに留学準備をしていない。後で後悔する。英単語のみ少しずつ勉強する。AGOSでTOEFL対策講座を申し込むもののほぼ勉強せず。

 

20年1月-3月

年明け早々より再びスペインへ。2月上旬に一時帰国したものの、3月上旬まで海外に滞在。これまでの業務の集大成で新規製造プロセス立上げ完了、商業生産へ移行。早く本格的に留学準備を始めねば………。新型コロナウイルスの感染者は少しずつ話題になっており、帰国時マドリード空港で市内感染者100名超えとのニュースがあり、コロナから逃げるように日本へ帰国する。3月末でGr会社への出向完了。

 

20年4月

4/1付けで滋賀県の事業所へ異動。留学準備に注力することに。新型コロナウイルスの影響で上旬に予定していた結婚式はキャンセル。4月末に異動から少し遅れて引越し完了。

 

20年5月

やっと、本格的に、留学準備開始。AGOSのTOEFL対策教材もほとんど使用しないまま、GMATの勉強を開始すべくAffinityでのGMAT対策講座の受講を開始。講師に促されTOEFLを一度も受けることなくIELTSに転向。留学カウンセラーとして会社の先輩もお世話になっていたJohn Coukeと契約。

 

20年6月

問題の傾向を把握して直前に模擬テストを独学で受け、IELST1回目受験。IELTSなら点数取れそう!と手ごたえを感じる。

 

20年7月

IELTS2回目受験。点数が下がる。自分の弱みと勉強方法がわかったため、しばらくIELTSの受験は控える。GMAT対策はAffinityでの講座を中心に勉強を継続。

 

20年10月

IELTS3回目受験。Overall 7.0をとれた(あとどれか1科目+0.5点であれば7.5だったのに…)のでとりあえずGMATに注力。GMATは全く点数取れる気がしない……。

 

20年11-12月

GMAT3回受験の後、クリスマスにEAでスコアが出たため、出願校をEA可能な大学を中心に選定。年末年始で各出願書類や推薦状の準備を進める。

 

21年1月

上旬から合計7校へ出願(米6校、スペイン1校)。全ての大学で、出願締め切り日に書類を提出する。スコアメイクもそうだったが、全てがぎりぎり。NishとJohn Coukeと面接対策を始める。

 

21年2月

書類で断られる大学もちらほらあるなか、スペイン1校の面接を終え合格通知を受ける。これで行先がないという状況は回避。下旬にTepperの面接をWebで実施。手ごたえあり。

 

21年3月

上旬にTepper合格通知受領。着信時にペンシルバニア州と表示された時の高揚感は忘れない。Tepper進学を決意する。合格通知から約1週間後、第一子誕生。めでたいこと続き。

 

21年4月-7月

会社方針によりコロナの影響で渡航許可が出ない状況に。留学中途半端な状況であったため、4月中旬から育休取得。会社と闘いながら当初の予定を延長して7月末まで育休。それまでどれだけ説得を試みても駄目だったが、6月中旬に会社方針転換があり、急遽渡航可能に。そこから子のパスポート取得、I-20、ビザなどの手続きをこなし、7月末に滋賀の住居引き払い、8月上旬に渡米。相当急ピッチで準備をしたが、何とか取り進めることができた。


 

5. TOEFL/IELTS

7.0 (R8.0, L7.5, S6.5, W6.5)

・受験回数計3回、2021年6月6.5⇒7月6.0⇒10月7.0

・R/LはAffinityのIELTS対策講座を受講、Tipsを学ぶ。10月の3回目試験の前には模擬テストにより安定的に8.0~8.5を出せるようになった。Listeningは無料アプリを使用。特に有用だったのはIELTSの問題のディクテーションだったと思う。昼休みにお弁当を食べながら毎日ディクテーションをし、それだけで確実に聞き取りのスキルが向上した。

・SpeakingはNishの個別対策を継続的に週1~2で実施、自分のコアストーリをいくつか作り上げ、そのストーリーに誘導することでスコアを安定させた。

・Writingはほぼ対策なし

・7.0が出た時点でIELTS受験をやめたことを少し後悔、対策せずに継続的にテストだけでも受けていれば7.5を出せた気もする。


 

6. GMAT/EA

GMAT 610 (V28, Q45) EA 159(IR10, V13, Q16)⇒出願スコア

・5月からAffinityの対策講座受講を開始。約半年かけてCR、SC、RCとほぼすべての基礎コース、演習コースを受講。

・8月よりMathアカを用いて数学の勉強開始。

・9月から毎日予備校仲間と勉強会を実施、RCを毎日1題ずつ解くことでRCを得意分野に。AffinityのRC対策は神だと思う。

・11月中旬GMAT1回目受験、Verbal撃沈。

・12月上旬GMAT2回目受験、Verbal撃沈。

・12月24日にGMAT3回目受験、Verbal28点とれたけれども安定していたMathで45点……理系なのに……。直前はVerbal対策ばかりやっていて、Mathの対策を怠っていたことが原因。毎日Mathも少しでも良いから解き続けるべきだった。悲惨なクリスマスイブを過ごす。

・12月25日に、直前に予備校仲間や講師に受験を勧められたことがきっかけでEA1回目受験、スコアが出た後にそのスコアが良いのかどうかもわからなかったが、十分competitiveなスコアであることがわかる。志望校にEAを受け入れている大学も多く、これにてGMAT対策終了、出願準備に注力。

・GMATは3回ともEnhanced Score Reportを入手し、自分のSC/RC/CRのそれぞれのスコアを分析。3回目でVerbalがスコアアップした理由は、あまり勉強していなかったCRで点数が伸びたことが要因。相当時間を割いたSCは3回とも正解数7/12で伸び悩む、RCは7/10で安定していた。最終的にEAでVerbalのスコアを取れたから良かったものの、GMATに関しては3回受けても勉強時間がスコアに反映されたとは言い難い……。ただ、GMATの勉強はTotalで楽しかったと思う。


 

7. レジュメ/エッセイ

・John Coukeに全て一任。これまでの業務経験の棚卸や自分の強み弱みの分析などを含め、カウンセラーに助けてもらう。途中テスト対策で2か月ほど音信不通になってしまった時期もあったが、最終的にはJohnを信頼して良かったと思う。

・公私ともに海外経験を積んでいたことや、技術者としての成功体験などから、エッセイやインタビューでのネタには困らなかった。

・エッセイはほぼEAスコアメイク後の年末年始のみで実施、直前まで相当ばたばたしたが、ネイティブカウンセラーであったこともありぎりぎりでも何とかなった。


 

8. 推薦

・直属の上司およびスペインでお世話になった駐在員の2名に依頼。


 

9. インタビュー

・John Coukeをメインに、Nishをサブで対策実施。面接は昔から得意だったが、論理的にストーリーを構築することを心掛けた。


 

10. 最後に

私の場合はMBAを志してから実際にこの場にたどり着くまでに長い時間を要しましたが、その分業務において技術者としてとても充実した日々を過ごすことができました。その業務経験がMBA受験にあたっての自信にもなっていたように思います。タイミングは人それぞれだと思いますが、しっかりと自分のコアとなる強みを持つことがとても大事だと思います。留学準備中もスコアメイク、エッセイ対策、インタビューなど、どれも今思うととても楽しい時間でした。MBAでの2年間を終えた後に自分が何をしたいのか、入学後の今でも日々自問自答していますが、幸いMBA留学中には一度立ち止って自分のキャリアを見つめなおすことができる時間もあるため、この機会に自分を見つめなおしたいと考えています。ご縁があればTepper同窓生としてお話する機会を楽しみにしています!