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1. はじめに 
大学卒業後、地方銀行にて法人営業担当として7年間働いてきました。私の担当した顧客層は、特に、日本を代表する企業とかかわりを持った中小企業が多く、親会社の戦略と連動した海外事業展開やリソースの選択と集中といった、中小企業ならではの経営の現場を多く見てきました。そのような顧客層を多く抱える地方銀行の、ニッチならではのビジネスモデルを構築したいと考え、社内公募に出願し、選ばれることができました。 

2. 戦略/スケジュール 
社費派遣のため、受験トライできるのは1回限りでしたので、必ずどこかへ受かる必要がありました。社会人に入り、5月よりTOEFL,GMAT、エッセイ、インタビューの順にスタートをしてゆきましたが、社会人になってから英語に触れる機会はほぼ皆無であったため、TOEFL、GMATのスコアメークに大変苦労しました。GMATの点数の上昇とともに、よりランキング上位の学校へ出願し、最終的に20校に至りました。 

受験スケジュール 
08/05 イフ外語学院のTOEFL講座受講開始 
     TOEFL受験開始(08/11  96点、最終試験 09/2月 98点) 
08/07 イフ外語学院のGMAT講座受講開始 
08/09 GMAT受験開始(09/2 5回目受験 680点) 
08/10 レジュメ作成開始@イフ外語学院 
08/11 エッセイ作成開始@イフ外語学院、1校出願 
08/12 2校出願、1校インタビュー 
09/01 9校出願、1校インタビュー 
09/02 4校出願、1校インタビュー 
09/03 4校出願、9校インタビュー 
09/04 4校インタビュー 
09/05 結果が出揃い、受験終了(7校合格、2校wait、11校不合格) 

3. Why Tepper? 
合格した7校(waitからの繰上げ合格含めると9校)の中から、Tepperを志望した理由は以下の通りです。 
1.少人数の学校であること(教授陣、他生徒とのコミュニケーションが深い) 
2.モジュール制(Tepperではミニセメスター制といいます)で、1ヵ月半のサイクルに濃縮して各科目を学べること。 
3.定量分析、ファイナンス、ITのプログラムに定評があること(どれも金融バックグランドには必須です) 
4.Top20以内のランキング(社内のバーをクリアするため) 
5.ロケーション(家族帯同であるため、すみやすい環境であることが重要でした) 

4. レジュメ・エッセイ 
モチベーションの維持・高揚させることを狙って、MBA受験を始めたときから、①キャリアゴール、②アチーブメント、③リーダーシップ、④強み・弱みについてメモ書きながら、ネタ帳をつくっていました。イフ外語学院でのエッセイ作成は10月中旬から着手。中野学院長と面談し、自分の考えを伝えてドラフトを作成してもらい、山下先生・ネイティブの先生に添削をしてもらいました。中野先生はこちらの意見を聞いて、各学校へ売り込むポイントを押さえながら、すぐにドラフトを作成してくれるので、非常に助かります。1校目以降は、それをたたき台として、山下先生とマン・ツー・マンで推敲していきました。山下先生はこちらの考えをしっかりと理解して下さり、掘り下げの足りない部分や改善できる点など、的確なアドバイスをたくさんいただきました。出願校が増えるにつれ、エッセイの完成度は増してゆき、最終的には満足いくものになりました。 

5. TOEFL 
イフ外語学院のTOEFL講座受講以外に、市販教材を買って取り組んでいました。なかなか点数が伸びずに苦しみました。ライティングとリーディングは、練習に比例してあがっていきました。リスニングについては、イフの音声識別マスターレッスンを受けて、音の聞き分けのこつがわかり、短期間で大幅改善しました。一方で、Speakingはなかなか点数が上がらず、最後まで苦戦しました。 

6. GMAT 
①Verbalはイフの授業で問題傾向をつかむことと、オフィシャルガイドをやりこむことに特化しました。オフィシャルガイドはやりこんで答えを覚えてしまったので、12月よりKaplan GMAT 800(洋書)を利用。難問ばかりを集めており、またオフィシャルガイドと比べて解説が充実していたため、非常に役に立ちました。 
②Quantitative:マスアカデミー(http://www.bekkoame.ne.jp/~mathebit/)の教材を利用。マスアカデミーはGAMTの傾向をしっかりと分析しており、ひっかけ等の解説も織り込んでいるので、もっとも効果的だと思います。これを1ヶ月集中してやれば、すぐに高得点圏内に行くことができると思います。 
③GMATprep ~ MBA.comからダウンロードできる無料ソフト。本番のテストと同形式で練習でき、スコアもだしてくれる。問題パターンがあまり多くないので、本番試験前や勉強をやり込んだ時の実力試しに利用した。 
⑤GMAT KING(http://www.gmatking.com/ )~ オフィシャルガイドをPCで解くソフト。パソコン慣れと、各問題の解答時間・正解率を計測してくれるため、PC慣れのために利用しました。 

7. インタビュー 
Web上に各学校の質問内容がのせられているサイトがあったので、それを参考に学校毎、考えをまとめました。また、日本人サイトや各学校の公式サイトで、学校の特徴を分析して、自分のキャリアゴールと学校の特徴がなぜベストマッチなのか、簡潔に伝えられるよう考えながらカンペを作りました。2.3校目の面接まで、イフ外語学院のネイティブの先生と面接の練習を行いましたが、私の場合、TOEFL・GMATに時間がかかり過ぎて、面接の練習に時間を費やせなかったため、各学校の本番面接を振り返り、カンペを加筆修正していきました。実際には、カンペを用意しておいても、各学校によって質問内容が微妙に違ってくるため、あまり見ることはありませんでした。しかし、カンペづくりのおかげで伝えたいメッセージをはっきりと持つことができ、会話(言葉のキャッチボール)に意識を集中して取り組むことができました。その結果、不得手のスピーキング(特に英語のたどたどしさ)をカバーできたと思います。 

8. キャンパス訪問 
Tepperへのキャンパス訪問は時間の都合上行いませんでした。 

9. 推薦状 
社内の経営管理部部長、人事部長に推薦状を書いたいただきました。二人とも、過去に私の上司であった方へ連絡を取って情報収集をしてくださったり、私との面談時間をとってくださったりと非常に協力的でした。 

10.サマー 
ESLの申込には、社内の手続き上、間に合わず参加しませんでした。7月初旬に渡米して、QSRPプログラム(7月下旬に開始する2週間のビジネス用数学復習プログラム)に参加しました。私と同じ文系出身の方は、必ず出席しておいたほうがいいかと思います。プログラムの一部の範囲は復習ではなくはじめて習う範囲であったため、非常に有意義なプログラムでした。これを受けておけば、本番のクラスで面食らうことは避けることができます。また、私にとっては本プログラム開始前に、英語での講義を受ける初めての機会でしたので、いい経験にもなりました。 
QSRPと同時期にSwartz Entrepreneurship Boot Campというアントレ向けの集中講義が提供されたので、参加しました。このプログラムはQSRPと重ならないように設定されており、内容的にも非常に満足いくものでした。最終日には、現地のVCや卒業生の起業家を前に、グループで起業アイディアのプレゼンを行います。グループワークの取り組み方や、ネイティブとのディスカッションを経験できて、こちらも非常に有意義でした。 

11.最後に 
MBA受験は取り組まなくてはならないことが多く、結果がついてこなければ、精神的にも辛い時期があるかと思います。私の場合、スタート地点も他の方と比べて低く、またTOEFL・GMATの点数改善にも非常に時間がかかってしまいました。時間はかかったものの、コンスタントに点数を伸ばし、最終的なゴールにたどり着けたのは、「やっていれば最終的には何とかなる」とポジティブに考えて、粘り強く取り組んだからだと思います。 
MBAは、1)経営全般の知識の習得ならびにより実践的なスキルが習得できる、2)多種多様な価値観・経験・文化的背景をもつ方からいろいろ学ぶことができる、3)国際経験をつむことができ、日本(日本の会社)を第三者の視点から見直すことができる、絶好の機会だと考えています。こちらで経験しいていることは、期待以上のことばかりです。是非、受験生の皆様もあきらめずに粘り勝ってください!!