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1. はじめに
日本のメガバンクの法人営業企画業務に10年近く携わってきましたが、
1. 自信の銀行を含め日本のコマーシャルバンクを一度外から見つめなおしたい
2. 金融業界に留まることなく、多彩な価値観を持った人々との交流を通じてグローバルパースペクティブを養いたい
3. ファイナンス関連の資格、スキルはある程度保有しているものの、大学時に文科系の勉強しかしてこなかった自身として、マネジメント、ファイナンスやマーケティング等体系立てて学ぶことで、経営全般に関する知見を養いたい
という事由から従前よりMBAには高い関心を持っていました。特に転職を念頭に置いたものではなかったため、社内公募に応募するなかで、幸いにも社費派遣生に選ばれ、MBA留学の勉強を開始しました。


2. 出願 スケジュール
私費派遣の方と比較すれば、一定程度の社内コンセンサスは取れていた一方で、次の年に再トライというオプションはなかったため、必ずどこかの大学に合格する必要がありました。また、社内選考に通過し、実際に準備に動き始めたのが、08/6月半ばからであったこと、もともと英語が十分なレベルに至ってなかったことから、エッセー、インタビュー対策以上に基礎英語力の上達が最優先事項でした。極めて低レベルのテストスコア乍ら、エッセー、オンキャンパスインタビュー等でなんとかリカバーし、無事合格をいただくことができました。

受験スケジュール
08/4 TOEFL初受験(翌年09/1まで継続受験:最終95)
08/10 GMAT初受験(翌年09/2まで継続受験:最終630)
08/10 レジュメ作成開始
08/11 エッセー作成開始
09/1-3 9校出願(Tepperには3rdで09/03に出願)
09/2-5 4校合格、1校Waitlist(Tepperからは09/05に合格通知を受ける)


3. Why Tepper? 
Tepperを志望した理由はごくごく一般的かと思いますが以下の通りです。
1. 定量分析に強みがあること
約11年コマーシャルバンクでマネジメントに近い仕事をしてきたため実務経験は十分あることから、実践的、実務的なスキルの習得に比重をおいたプログラムのほうが、自身のMBA留学に対する目的に合っていたため。また、元々自身として定量分析のバックグラウンドがなかったため、MBAを通じて自身の苦手な領域を克服し、得意エリアを広げる絶好の機会と考えたため
2. スモールスクールであること
全員の顔が分かり、密なコミュニケーションを図ることができる。アサインメント等のチームがクラス毎に異なることもネットワークを広げるいい機会となること。
3. トップスクールであること
社費派遣の条件であるTOP20以内であること
あとは、実際のキャンパスビジットをした上で感じた学校の雰囲気も大きな事由になりました。


4. レジュメ・エッセー
エッセー、レジュメについてはGMAT予備校で紹介を受けたAkiko先生にお願いしました。英文でのレジュメの作成は初めてであったため、非常に有意義でした。幼少期からネタ出しをして今の自分を分析(自分の具体的な実績の何が重要で、その行動の裏付けとなる自身の思考の源泉を整理)した上、日本語で最初にエッセーを書くという他校、他カウンセラーと比較して独特なやり方でしたが、文章をより深く掘り下げるという意味におそらく自分には合っていたかと思います。
エッセーカウンセラーとは相性が重要とよく言いますが、上記先生にお願いする前に他カウンセラーにも話を聞きにいったものの、実際にエッセー作成作業を進めてみないと相性なんてよく分からないというのが実感です。ただ、低スコアにも関わらず無事Tepperから合格をもらったことを考えると、結果的によかったと思います。


5. TOEFL 
社費派遣に決まる前に、アゴスに3ヶ月(07/12~08/02)ほど通いました。ただこの時は社費派遣に決まっているわけでもなかったので、あまり密度の濃い勉強はできていなかったのが実態です。その後は独力で勉強を続けましたが、特にListeningとSpeakingに悩まされ、最後の最後まで受験し続けました。


6. GMAT 
GMATはアフィアンスに08/07~09月まで通ったのと、YESに2ヶ月ほど通いました。学校で出会った受験仲間にはいろいろな面で助けられたのを記憶しています。各学校の教材とOGをひたすら繰り返しました。AWAは、Jackというアメリカ人のエッセー添削を活用して、5.5まで伸ばすことができましたが、Verbal, Math共に低調なまま、終わってしまったのが正直な感想です。学校で、基礎力(単語量、速読力)が重要と教えられましたが、自分の場合は特に当てはまっていたと思います。


7. 推薦状
直属の上司である常務及びいくつかのプロジェクトを共にしたコンサルティングファームのパートナーの2名に依頼しました。直近の自分の業務実績の事例を交えながら、評価及び推薦してもらうことを考えたときに、上記2名に自然に絞られてきました。
一般にレジュメ、エッセー、推薦状は、別々の角度から相互に補完、裏付けしあう関係になければならないと言いますが、そのセオリーを念頭に推薦状の依頼、内容のすり合わせ等行いました。自身の業務経験をよく理解しているキーパーソンにお願いできたこと、依頼する前に自身の深堀がある程度進んでいたことから、他プロセス対比首尾よく進められました。


8. インタビュー/キャンパス訪問
インタビューの練習は、レアジョブというスカイプによる英会話レッスンを活用しました。会話の相手はプロフェッショナルではないのですが、安価でほぼ毎日継続して練習できるという点で大変役に立ちました。
Tepperのインタビューはオンキャンパスで行いました。内容は非常にオーソドックスかつ和やかな雰囲気の中で行われ、自己紹介から始まり、Why MBA? Why Tepper? Leadershipについて聞かれました。最後に幾つか質問した後、自己アピールのため銀行法人営業のマーケティング担当として新商品を開発し、融資実績を大きく伸ばした時の各種新聞雑誌記事のクリップファイルとその英訳文、追加エッセー及びお土産の和菓子をその場で渡してきました。また日本を発つ前にTepperのアルムナイとコンタクトして直接体験談等を聞き、インタビュー時の会話に織り交ぜて話をしたのも、共感を持って聞いてもらえました。


9. サマープログラム
Carnegie Mellon Universityのlanguage schoolに6月下旬より一カ月、TepperのQSRPプログラム(数学特殊プログラム)7月下旬より2週間に参加しました。Language schoolでは、Carnegie Mellon Universityのコンピューターサイエンス等他学部のインターナショナル生とのネットワークができた点、人生初の海外生活でもあったため、余裕を持って生活のセットアップを準備できた点は非常に有意義でした。QSRPについても、内容的には基礎数学の復習でしたが、大学以来数学に触れていない自分にとって基礎数学の総復習ができた点、8月中旬のオリエンテーション開始前から学生と交流する機会があり、友人を多く作ることができた点は大きなメリットでした。


10. 最後に
言うまでもありませんが、MBA出願プロセスはTOEFLやGMAT、エッセー等総合力が要求されるワークロードです。自分の場合は、テストスコアが極端に低い中でもエッセー、レジュメや出願戦略をよく練ったことでうまくリカバーし、合格に結び付けることができたケースと言えます。精神的につらい時期も当然ありますが、自分のキャリアを改めて見直し、自分の目指すべきビジョンやそのより具体的なアクションプランを見つめ直す大変貴重な機会です。そして、何にも代え難い充実MBA生活につながるプロセスです。これからMBA受験される方は是非途中であきらめず、目標を追い続けられることを期待しています。