© 2018 by Carnegie Mellon University. Tepper.MBA Japanese Students
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1. はじめに
会社のMBA留学候補生に選ばれた当時はロンドン支店に勤務しておりました。海外からの留学準備ということもあり、想像以上に厳しく大変なプロセスでした。成績証明書の取得、推薦状の提出、推薦者とのコミュニケーション等苦労した点は枚挙に暇がありませんが、特に大変だったのはTOEFL・GMAT対策でした。教材・ノウハウ・予備校不足には悩まされました。エッセイに関しては、メールベースでのカウンセリングだったことから、日本と変わらないクオリティで進められたのではないかと思います。一方で、ロンドンで受験準備を進めたからこそ、世界でのMBA準備の実情を感じることができました。当地でのMBAツアーや学校説明会で参加者の多様性を肌で感じると、「自分が挑戦している目標は世界中の人が目指している」ということを実感し、気持ちが引き締まりました。海外からの準備はメリット・デメリット両方ありますが、信念を持ち最後まで諦めず頑張り通せば、結果はついてくると思います。

2. 出願スケジュール
1stラウンドで2校、2ndラウンドで10校出願しました。Tepperは2ndラウンドでの出願です。うち3校は12月に急遽出願を決定しました。出願校は多い方かもしれませんが、受験を終えた感度では、エッセイの質を重視し出願校を絞り過ぎるのはやはりリスクが高いように感じました。ただし、ギリギリのタイミングで出願を決意する場合は、学校説明会への参加や、卒業生。在校生とのコンタクトが不可能になるので、エッセイがどうしても迫力不足になります。出願するからには、各校とも時間を掛けてしっかりと情報収集することが重要だと思います。

3. Why Tepper?
少人数制で学生同士の連帯感が強い点です。入学した今でも、その強みはよく感じます。

4. レジュメ・エッセイ
ラウンドワンを利用しました。ラウンドワンはメールベースのカウンセリングで、ロンドン在住だった私にとっては大変使い勝手がよく助かりました。カウンセリングはEmma氏が引き受けてくれました。基本的には毎週決められた枠を使い作業していくので、確実に進捗していきます。ピーク時もスケジュール調整してくれ手厚くサポートをしてくれました。実際、12月に3校の追加受験を決めた時も、スケジュールを空けてくれ、本当に助かりました。年末年始はクリスマス、元旦にも追加カウンセリングを引き受けてくれ、お陰で12校に無事出願することができました。
Emmaのエッセイカウンセリングは素晴らしかったです。私は作成したドラフトを元にした修正版は「正にこう言いたかったんだ!」と思う形に仕上がりました。Emmaはエッセイについては厳しい姿勢ですが、明るい性格で、苦しい時にも励まされました。兄のSteve氏には、出願全般の相談に乗ってもらいました。出願戦略は元より、各校に対する照会メールの添削・相談にも乗ってくれ本当に助かりました。ラウンドワンを選んで良かったです。
エッセイは各校への学校研究成果を示す機会であると同時に、自分の各校への熱意を示す場でもあります。それだけに「Why this school?」の内容は出来るだけ具体的にすべきです。インターネットで取得できる情報だけをベースにすると、例えどんなに洗練された文章でも、それはきっと出願者の誰しもが書いている内容となり印象に残らないと思います。自分自身の経験と絡めたり、「卒業生の誰々に会ってこんな話をした」的なことを書いたり、自分にしか書けない印象的なエッセイを目指すべきだと思います。

5. TOEFL
ロンドンでは日本人向け予備校はなく全て独学になりました。TOEFLには実力を出し切るための問題運も大事な要素になります。基本戦略としては「リーディング・リスニングで安定的に高得点を取れる実力を付け、問題運も影響するスピーキング・ライティングで良い点が出るまで受け続ける」で概ね間違っていないと思います。
<リーディング>
英単語「3800」を最低でもレベル3(できればレベル4)まで覚えると良いです。単語力が充実すると飛躍的な読解力が上昇します。「英単語3800」の単語はTOEFLでの出現率は高く、巷での評判どおり良い単語集だと思います。個人的は、単語集はこれ以外手を出す必要はないと思います。
単語力をつけた後は、英語の多読が効果的と思います。特にPC画面で英語を読む訓練はGMAT対策としても役立ちます。私は。英字新聞・エコノミスト・Scientific Americanなどのオンライン版をPCで読んでいました。
<リスニング>
私はリスニングが大変苦手だったので、ここでは割愛します。
<スピーキング>
最初は20点未満を彷徨っていましたが、回数を重ねるにつれ点数が上がっていきました。慣れの部分もあると思いますが、毎回自分なりの反省点を見つけ、少しずつブラッシュアップしていくと良いと思います。私が試験で心掛けたことは以下のとおりです。
・とにかく大きな声で、綺麗に纏まらなくても最後まで話し続けました。沈黙は極力しないようにしました。
・キャンパストピックは型が決まっているので、テンプレートを作ってそれを毎回使用しました。
・アカデミックトピックは、リスニングで出てくるワード、言葉はそのまま引用するよう心掛けました。専門用語や動物名などは後で言いやすいようカタカナでメモを取る等、リスニングレクチャーで紹介された例を具体的に描写しました。
<ライティング>
スコアアップのポイントは諸説あると思いますが、こと減点事項に関して言えばスペルミスの影響が大きいのは個人的には間違いないと思います。テクニックや語数も大事だと思いますが、まずはスペルミスを無くすことがスコアアップへの近道だと思います。
Integrated 問題は、語数は多くは必要ないと思います。量よりも内容の正確性、論理展開、スペルミスに注意したほうが良いと思います。記述内容の正確性(リスニング内容との整合性)はスコアに影響します。リスニングと食い違うことを決して書かないよう、リスニング部分は流れをしっかりと押さえつつ正確に聞く必要があります。
Independent問題では、ロジック・語数・文法の豊富さ・洗練された言い回し(倒置・仮定法等)などが評価されているように思います。私は毎回400語以上を目標としていましたが、テンプレートは特に使いませんでした。ただし、論理展開の流れは毎回意識しました(例:イントロ(社会背景等)→私はこう思う→その理由はこうだ→こういう反対意見は確かにある→でも私は○○の理由・体験を踏まえ反対意見は間違っていると思う→だからこの結論)。自分の体験談や具体的エピソード(固有名詞等を入れるとより効果的かと思います)を書くことで主張の説得力が増し、スコアアップにつながったと思います。

6. GMAT
<Math>
私は根っからの文型なのでMathには大変苦労しました。私が使った教材はマスアカ、アゴスの基礎コース(通信講座)です。マスアカは10往復以上やりました。この教材なくしてMathの克服はありませんでした。アゴスの講座もオススメです。マスアカではカバーされていないけど、本番では出題される領域をカバーしてくれています。
Mathに関してはOGの問題レベルは簡単すぎて、本番のレベルと乖離があります。本番とレベル間が一番近いのはGMAT Prepだと思います。私はシミュレーション用ではなく、勉強用として何度も解きました。
<Verbal>
アゴスの通信講座とマイスターのGW短期集中コースを利用しました。アゴスの通信講座は基礎を学ぶに最適です。テキストもよく纏まっており、最後まで重宝しました。マイスターの短期集中コースはかなりのハードスケジュールでしたが、大変有益でした。特にSCに関しては、マイスターで学ぶテクニックを身に着けてから急に視界が開けました。マイスターの基本原則を頭に叩き込み、繰り返し演習で瞬発力をつけることでSCを得点源にすることができたと思います。
CRは私は無理にパターンに当てはめることはせず、正攻法で論理的に考えるようにしました。RCにはテクニックはあまり通用しない気がします。私は、問題演習を繰り返すことで、正解を導き出すための考え方がなんとなく分かってきました。RCで聞かれる質問は論理的な質問が多い気がします(文章の論理構成を見抜く力を計っている)。枝葉末節にこだわり過ぎず、筆者の論調、論理展開等を意識して読んでいけば、おのずと問題は解ける仕組みになっているように思います。TOEFLとはまた勝手が違うので、甘く見ずにOGやPrepでしっかり練習すると良いと思います。

7. キャンパス訪問
私はしませんでした。キャンパスビジットをすべきかどうかは判断の難しいところです。学校の雰囲気を知るためや在校生の話を聞きエッセイに具体性を持たせるためなら、ビジットをする価値はあると思います。選考上有利になるかという問いについては、個人的には上位行に限ってはビジット自体が有利に働くことはないように思います。ビジットしなくても合格はできるので、エッセイ・スコアメイキングの進捗具合と天秤にかけて判断すると良いと思います。

8. インタビュー
Tepperのインタビューは電話インタビューでした。質問は全般的にオーソドックスだったと記憶していますが、「あなたを表すキーワードを3つ挙げて」といった変化球も若干ありました。インタビューは大変フレンドリーな雰囲気で行われました。インタビュー対策は、ラウンドワンのトレーニングを活用しました。12月に1stラウンド出願校のインタビューがあったため、11月下旬頃にインタビュー対策を開始しました。この頃は、エッセイ作業がピーク、GMAT,TOEFL受験も継続中で、更にインタビュー対策まで入り、パンクしそうな忙しさでしたが、今思えばこの時期にインタビュー対策を開始しておいて良かったと思います。2ndラウンド出願校のインタビュー時には、かなり上達することができ、余裕を持って多くの学校のインタビューに臨むことができました。

9. 最後に
留学準備中は精神的・身体的に苦しい時期が何度も訪れると思いますが、妥協せず最後まで頑張り抜いて下さい。特にTOEFL、GMATのスコアが低迷すると、「どこも受からないのでは」的なネガティブな思考に陥りがちになりますが、決してそんなことはありません!留学での刺激に満ちた体験を思い描き受験を乗り切って下さい。結果は必ずついてくると思います。