© 2018 by Carnegie Mellon University. Tepper.MBA Japanese Students
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1. はじめに
キャリアサマリ:
2005.4-2009.6通信会社に入社し、金融機関向けシステム開発を担当。
2009.7-2011.4 人事部に異動、前職と大きく変わり人材育成・研修等の企画運営を担当。
2011.5-2012.7 社内選考合格と同時に内示を受け、クラウドサービスの企画開発を担当

なぜ今MBA:
もともと、採用していただいたリクルータの方が、ビジネススクールに留学されたこともあり、漠然とMBAを目指してみたいと思ったことが始まりでした。しかしその後、どっぷりとシステム開発に関わる中で、技術的バックグラウンドとのフィット感もあり、目の前の仕事をこなしていく事に充実感があったため、一旦は自分の中の優先順位が下がっていました。
その後、青天の霹靂で人事部に異動となり、(これまでの人生で久しく忘れていた)技術力を全く要求されない環境に放り込まれても、論理的思考力や仕事の進め方は普遍的な自分の強みとして認識できた一方で、全社を巻き込んで仕事を進めるにあたって自分の知識が非常に偏っていること、またスタッフ組織で既存の枠組みをドラスティックに変えられるポジションにいるにも関わらず、それに値するだけのアウトプットがなかなか出せないというところに課題意識を感じていました。
次のステップを考えたときに、会社を支える新規ビジネスの創造が出来るような仕事をしたい一方、今のスキルセットではそのステージに辿り着けないという結論に達し、短期間でレバレッジする手段としてMBA留学を選択しました。

 

2. 出願スケジュール
2011/4 : 月末に会社より社内選考通過の連絡。いいカウンセラーは早々に枠が埋まるという話を聞いていたので、このタイミングでカウンセラーとの契約を締結。
2011/5-6:自力で試行錯誤しながらTOEFLを勉強、合わせて月1回ペースで試験を受ける。
2011/7 :上旬に TOEFLで98点が出て、このままいけば100点越えも近いと勘違いする。
2011/8 : プロジェクトが炎上し勉強どころではなくなって、デスマーチの日々を過ごす。でも、TOEFLも全く点数が伸びず同じくらいデスマーチとなってきたため諦めてAgosの一ヶ月特訓コースに申し込む。
2011/9 : 9月に入って1stの出願時期が到来するもTOEFL/GMATともに目標点数に届かず悶絶するが、月末にようやくTOEFLで100点を超えて感涙する。
2011/10: まだGMATで700点に到達出来ていなかったが、1stでどうしても1校は出願しておきたかったため、前のめりでCMUに出願、その後すぐにGMATで結果がでたので、学校に差し替えてもらう。
2011/11 : 出願後すぐにCMUからインタビューインビテーションがあり、Skypeで実施。その後も、残りの出願とインタビューをこなしていく。
2011/12: 忘れもしない12月20日、CMUから合格の連絡を貰う。最初に貰う合格は本当に何物にも代えがたい喜びです。

 

3. Why Tepper?
基本的な考えとしては、以下の二点です。
1) アントレプレナーシップ : キャリアビジョンとして新規ビジネス開発に携わりたいため、アントレプレナーシップ・テクノロジーに強いこと
2) スモール : 小さなコミュニティで密度の濃い付き合いをしたいため、多くとも200名規模の学校をターゲット
結果が出揃った後も最終的にTepperとヨーロッパのスクールで悩みました。プライベート的にはバルセロナでのバラ色ライフを夢見ましたが、最後は勝手の分かっているヨーロッパよりも、アメリカという新天地でチャレンジしてみたいという思いでTepperを選択しました。

 

4. レジュメ・エッセイ
4月末に社内選考合格の連絡後すぐにカウンセラー探しを始めて、5月頭に契約をしました。そこから、5月中はレジュメ作成、6月から8月ぐらいまでは時間をかけて全てのエッセイのベースになるものとしてゴールエッセイを作っていき、その後9月から10月に間でCMU向けのエッセイを作っていきました。
レジュメについてはインタビューのときにもやはりベースはレジュメになるので、そこにただの経歴・実績を書くだけでなく、見る人の琴線に触れる+アルファを入れ込めるとよいかと。自分の場合は、5月ぐらいの段階でカウンセラーと相談してレジュメを纏めて、その後のフェア等でアドミンと話をしたりする際に、渡すようにしていました。
11月以降はCMUのエッセイをベースとしつつ、各校のエッセイを書きあげていきましたが、感覚としてはそれでも1ヵ月に生成できるのは2校が限界でした。自分は特にアプトプットが遅い方ですが、一校一校で学校研究をして、学校特有のエッセイに対応していく作業は想像していたよりも負荷がかかりましたので、出願スケジュールを検討される際にはご注意ください。一方で、6校目ぐらいからはそれまでのストックで概ねどのようなパターンでも対応できるようになってくるため、かなり作成稼働を低減できるようになります。

 

5. TOEFL
3月中旬に社内選考のプレゼンテーション前にTOEFL Prepを受けたのがTOEFL形式の試験の初めての経験で89点でした。当初の計画では、そこから1~2ヵ月で10点ずつぐらいあげていき、7月ぐらいに106点をゴールイメージとしていました。
しかし現実のスコア更新は、90点台後半から100点突破するまで3ヵ月近くを要してしまいました。かつ当初の目標としていた106点には達しなかったのですが、スケジュール的にGMAT等他のタスクに稼働を割いた方が得策と判断して、TOEFLは終了としました。

当初はいわゆる対策本を買ってきて独学での勉強し、本試験前日に、TOEFL Practiceで肩慣らしをしてから試験に挑むという形で挑んでいました。しかし6月に100点を超えられなかったタイミングで、時間を金で買うアプローチに方向転換し、7月から8月にアゴスの「TOEFL 100点突破ゼミ Advancedパッケージ」を利用しました。ここで貰ったテンプレートを使うようになってからWritingで安定的に25点前後をキープできるようになったのを初めとして、各セクションでの点数の変動が減ったような気がしていますが、10万円強の投資に見合うかどうかは判断の分かれるところだと思います。
総論としては、初回の点数から+10点ぐらいは、テンプレートなどの試験対策だけで十分にスコアが伸びる範囲だったと思うのですが、そこからはさらに点数を上げようとすると本質的な英語力が上がらないとなかなか難しい、またあるセクションの点数が上がると他が下がるということになり、各セクションでいい点が揃うまで我慢強く受け続ける羽目になりました。

 

6. GMAT
ネイティブと同じ土俵で戦わないといけない理不尽さ、年5回しか受けられない制限、中学生レベルのQuantitativeと訳の分からないVerbal、そもそもこれで何が計れるのか不明、と突込みどころ満載な試験ですが、MBA受験の一つの山場であることは衆目の一致するところだと思います。
GMATについては予備校を利用することには懐疑的であり個人的には個人学習でも適切な教材を使えば殆ど同じ稼働で必要な点数を取れると信じています。
公式本を買ったり塾教材を融通してもらったりはしていましたが、GMATの勉強に本腰を入れたのは、TOEFLにある程度目処がついた7月上旬ぐらいからでした。公式本をベースにして、Prepで600点は出るだろうと思った段階で1回目を受験しました。その後は、基本的に一ヶ月毎にスケジュールを仮押さえしました((2011年度時点)東京では麹町テストセンターでしか受けられず秋~冬にかけて需給がタイトで空きがなくなってくるため、早めに受験スケジュールを抑えてしまう方がいいと思います)。しかしながら、二回目の受験ではかなりの労働量を投下したにもかかわらずスコア上昇が誤差範囲で、己の生産性に多大なる疑念を要する結果となりました。
その後は藁をもつかむ気持ちで、Manhattan GMATをやりだして、これが個人的にはかなりフィットしていたため3回目で無事に卒業できました。

 

7. 推薦状
主に、入社時の元上司、前職の元上司の二名にお願いしました。
理由として、出願段階で現職場をまだ5ヵ月程度しか経験していないためなるべく自分の業務・人となりをよく知っている方、役職の高い方(部長)という観点で考えました。
良かった点としては、
1) サポーティブな推薦を頂けた:アピールして頂きたいポイントをお伝えしたうえで自分ではとても書けない素晴らしい文を書いて頂けた。
2) 自分のことを良く知っている : 学校によっては非常に細かく具体的な回答を求めてきますが、そうした場合にも説得力のあるコメントを頂けた。
一方で気づきとしては、
1) 役職 : 管理職の方であれば、肩書はあまり影響なさそう。
2) スケジュール : 依頼自体は社内選考合格後にすぐにお願いしたのですが、出願校を決めるのに手間取りかつエッセイをある程度作った段階で依頼するようにしていたため、各学校のお願いは後ろに行くほどずるずるになってしまい、ショートノーティスになってしまった。

8. キャンパス訪問
当初、1stの出願前後でキャンパスビジットを果敢する予定でしたが、「その時間があれば他校のエッセイ作成に充てるべし」というアドバイスもあり、結局Tepperはビジットせずじまいでした。
よくキャンパスビジットが選考に有利かどうかという話が話題に上りますが、個人的な感想としては、キャンパスビジットしていない学校から合格を貰い、キャンパスビジットした学校からは貰えなかったので、そこまで気にする必要はないかと(もちろん他にも各種要因があると思いますが)。
理想の形としては、十分にその学校を研究したうえで、出願前にエッセイネタを見つけに行く、もしくはインタビューのタイミングでビジットして志望度の高さをアピールするというのが良いと思いますが、個人的にはそれに稼働を取られて出願パッケージの品質に影響を及ぼすようであれば、果敢する必要はないと感じています。

 

9. インタビュー
インタビュー練習は、時間をかければかけただけ品質が向上します。主要な学校のこれまでの質問集は、Clear AdmitやGMAT Club等の情報サイト・掲示板にアップロードされていますので、それを使って、自分の回答をレコーダーで録音しながら短い時間で的確にかつ自然な回答ができるようになるまで練習しました。自分も含めて日本人の場合にありがちなのは、説明が冗長になりがち(1つの質問に対して2分以内で答えるべし)、会話がキャッチボールにならず一問一答になってしまう(回答の中に次の質問のリードになるようなキーワードを入れておくべし)、だというフィードバックを色々な人からもらいました。

 

10. サマースクール
残念ながらサマースクールは業務との兼ね合いがつかず参加できなかったため分かりませんが、特に自分と同じようにアメリカ生活が初めて&英語に慣れていない人間にとっては、一ヶ月先に現地入りして生活面のセットアップと英語スキルのキャッチアップができる点では有効だと思いますので可能であれば参加したほうが良いと思います(費用対効果の面では賛否両論ありますが)。

 

11. 最後に
これから準備を進めていく中で、このままTOEFLの点数が目標に達しなかったらどうしようか、もしどこからも合格を貰えなかったらどうしようか、とネガティブな思いに駆られることも時としてあると思います。また、業務で時間が取れないというケースも多々出てきます。が、終わってみて思ったのは、どこかにはきっと合格できます。なので、ある程度力を抜いてMBA受験を楽しまれることをお勧めします。そして、願わくば是非Tepperにお越し頂いて、Pittsburghでお会い出来る日を楽しみにしています!