© 2018 by Carnegie Mellon University. Tepper.MBA Japanese Students
5000 Forbes Ave, Pittsburgh, PA 15213, the United States

0. 前書き

初めにお断りしておかなければなりませんが、この体験記は、諸々の事情により短期間(出願までの準備期間=約3か月)で受験した結果に基づくものであり、多くの方にとっては参考となるものでは無いと思います。本サイトに投稿されている他の方々が、受験校選びから受験対策等、非常に詳細で有益な情報を提供されていますので、“まっとうな”多くの受験者の方々には、そちらを参考にされる事を強くお勧め致します。
但し、もし当方と同様に、何らかの事情で短期間での受験を強いられた場合や、長期に亘るテスト勉強で疲弊してしまった場合には、当方の体験が少しでも参考になりましたら幸いです。


1. はじめに

キャリアサマリ:
文系大学院卒業後、メーカに就職。発電所関連の調達業務に6年間従事。


Why MBA:海外での仕事を通じて、海外の優秀な人材と対等に渡り合う為には自分に「リーダーシップ」と「マネジメント力」が不足していると痛感していた為、それらのスキルを習得する場としてのMBAには漠然とした興味がありました。所属していた事業部門にて若手MBA派遣プログラムが立ち上がり、それに推薦された事でMBA留学を目指す事になりました。

 

2. 出願スケジュール

社内選考合格時点(2014年12月中旬)で、既にTepperの2ndラウンドへの出願は事実上不可能であり、3rdラウンド(及び他校の4thラウンド)での出願に絞ってスケジュールを組みました。
2014年 12月: 社内MBA派遣の選考に合格。TOEFL受験90点。

2015年 1月: TOEFL受験95点(出願スコア)。AGOSの通信教育でGMAT対策を開始。

2015年 2月: GMAT 1回目 640点、GMAT 2回目に向けた勉強と平行してエッセイ作成開始。

2015年 3月: GMAT 2回目 680点(出願スコア)、3rdラウンドにてTepperへ出願。TOEFLのスコア更新を狙い2回受験、97点が出た為、スコアのアップデートを依頼。

2015年 4月: 他校の4thラウンドに出願、中旬にインタビュー実施し合格通知を得る。GMAT 3回目 640点(スコアキャンセル)。月末にTepperのインタビュー実施。

2015年 5月: Tepperからの合格通知を得る。

 

 

3. Why Tepper?

直接的な理由は、社内選考の条件として出願先がTepperともう1校に限定されていた為、ですが、Tepperは比較的少人数で密な人間関係が作れる事、更に少人数である事を活かした”Accelerated Leadership Program”により 自分の資質に応じたリーダーシップを養成出来る点が自分の課題克服に資する事、の2点に魅力を感じました。

 

 

4. レジュメ/エッセイ

レジュメとエッセイについては、それぞれが繋がりを持ち、全体のストーリーがぶれない様に記述する様、気を付けました。特に、幼少期をいわゆる発展途上国で過ごした個人的な経験から始まり、「何故、大学/大学院で学ぼうと思ったか?」、「何故、今の会社に就職して発電所関連のビジネスを行っているのか?」、そして「何故、MBAを志望し、更にその中で何故、Tepperなのか?」が一貫した論理を持っている事を重視しました。
TOEFL/GMATの点数が最低ラインに達しなければ、レジュメ/エッセイを読んでもらう事も出来ないだろう、との(勝手な)予測に基づき、限られた時間を試験対策に可能な限り費やす為に、社内選考時に用いた資料をブラッシュアップする形で、出来るだけ時間をかけずに仕上げる事を心がけました。

 

5. TOEFL

TOEFLは学生時代に受験した経験があり、テスト形式については把握していた為、初めから目標ラインを「1か月でTepperの目安である“100点”に出来る限り近づける事」に置き、学生時代の記憶を掘り起こしつつ、問題集を万遍なく解くことで対策しました。しかし、結果として1か月ではスコアが出ず、GMAT 2回目受験後には、TOEFL対策とGMAT対策を交互に行う形になってしまい、当初の計画通りに進める事は出来ませんでした。やはりTOEFLについては、ある程度時間をかけて、RLSWの各セクションに対して自分の弱点を地道に潰していく努力が必要だと思います。
TOEFL(及びGMAT)については、当初より目標点数に届かなかった場合に備えて出願後のスコアのアップデートを想定してスケジュールを組んでいましたが、TepperのStaffは非常に親切で、スコアのアップデートについても、(それがどこまで合否に影響したかは分かりませんが)最大限の配慮をしてくれたと感じています。

 

 

6. GMAT

MBA受験が決まった時には、GMATのテスト形式すら知らなかった為、TOEFL対策より長く2か月間の対策期間を設定し、TOEFL 2回目受験後の2015年1月にAGOSの通信教育(Math Strategy/Verbal Strategy)を受講する事で、まずは自分の現在地と全体像の把握を行いました。AGOS受講後にPrepを受験したところ、Mathは追加の対策は特に必要でない事が分かった為、以降はVerbalに絞って対策を実施、GMATのOfficial Guideの問題を解きながら解法の習得に励みました。
回答が選択式である事から、TOEFLよりも“まぐれ”での高得点も望めると踏み「700点」を目標スコアに設定し、Tepperへの出願までに2回目を受験、出願後のアップデートを狙って3回目を受験しました。しかし、2回目のスコアは、その時点での実力は出せたと思うのですが、3回目で逆にスコアを落としてしまう結果となり、目標には未達でした。単純な力不足であると同時に、TOEFLが思う様にスコアを出せずに引き続き受験対策を行っていた事、またインタビュー対策等も重なり集中出来なかった事が原因かと思います。TOEFLとは異なりGMATについては、長期的に対策するよりも、ある程度期間を絞って集中的に対策する方が良い結果に繋がる様に思います。
IRは巷で言われている様に合否に影響があるのか良く分かりませんが、問題の“当たり外れ”によって大きく点数が変動した(初回8点、2回目5点)ので、あまり気にしない事にしました。
AWAは、基本的にTOEFL対策が出来ている方ならば、テンプレートに嵌めて書けばそれなりの点にはなる印象です。

 

 

7. 推薦状

推薦状は直属上司と既知のMBA教授に依頼しましたが、Tepperは1通のみ必須であった為、上司の推薦状を採用する事で、ビジネス上の経験や資質の裏付けを行う事にしました。推薦状の内容は、個人的な面談を通じて方向性と内容の作りこみを実施しました。

 

 

8. インタビュー

時間も限られていた事から、インタビューはTepperと他校とも、Skypeでのオンラインインタビューを選択しました。
カウンセリング等の対策は行いませんでしたが、レジュメ/エッセイを自分なりのストーリーを意識して作成していた為、それを淀む事なく、はっきりと話せる様に個人練習をしました。また、3rdラウンド出願という事もあり、既にインターネット上ではインタビューを受けた人の体験談が記載されていましたので、それを参考にしながらイメージトレーニングをすると共に、突然、答えにくい質問が来た場合も慌てない様、想定問答を繰り返し練習しました。しかし、結果としては非常にオーソドックスな質問しか受けなかったという印象です。

 

 

9. サマースクール

サマースクールは、合格のタイミングが遅かった事もあり、既に定員に達しているとの事で参加出来ませんでした。しかし、もし定員に空きがあったとしても、VISAの取得期間から現実的には難しかったと思われます。

 

 

10. 最後に

冒頭で述べさせて頂きました通り、MBA派遣が決まってから出願まで3か月、合格まで5か月弱という短期間での受験となった為、その間は立ち止まったり振り返ったりする余裕も無く全力疾走していた、というのが正直な感想です。TOEFL/GMAT/レジュメ/エッセイ/インタビューという各ステップについても十分な対策を行えたとは言えませんし、各種のスコアも、多くの優秀な方々と比較して特筆出来る程の成果を挙げられた訳でもありません。
しかし結果として、時間が限られていた事で却って、自分の設定した目標とスケジュールに集中出来た事が、最終的に良い結果に結びついた1つの要因かとも思います。
これから受験する方には、まず、どんな事態に陥ったとしても(例え3か月後に受験するという難題を突き付けられた場合であっても)焦ることなく、1つ1つ自分の出来る事に集中し、最後まで諦めずに粘り強く取り組む事を強くお勧めします。

最後に、突然のMBA受験にプライベートな出来事も重なった中でも、厳しいスケジュール管理をこなす為にサポートしてくれた妻に感謝致します。