top of page

1. はじめに

キャリアサマリ:

大学3年のときに公認会計士試験に合格し、4年生のときに監査法人に入所しました。監査法人では3年間システム監査担当部署、2.5年間会計アドバイザリー担当部署で勤務し、システム監査、会計監査、会計アドバイザリー(IFRSコンバージョンなど)を経験しました。その後、監査法人から税務コンサルティング会社へ転職し、2年間税務業務に携わりました。この7.5年間で日本資本/外国資本、家族企業~上場企業、製造・サービス・金融といった様々な会社を担当しました。

Why MBA:

大学へ入学してからIT起業の夢を持ったためです。小さいころからコンピューターが得意だったので、経営を習得してITスキルを活かし、社会へ大きく役立とうと志しました。しかし、大学在学中にMBA出願には実務経験が必要ということを知り、まず会計の知識と実務を身に付けようと会計士試験を受験しました。さらにMBAを取得すれば、IT/会計/経営の3点をビジネスに活かせると考えたためです。父が国内でMBAを取得して、家業の会社経営に役立てている影響もあります。



2. 出願スケジュール

2010年9月:TOEFL初受験。Total 60点というあまりの低さにAGOSのTOEFLパッケージを受講開始。しかし、業務が忙しく、授業に3割しか出席できず
2013年7月:税務コンサルティング会社へ転職。AGOSのGMATパッケージを受講開始
2013年9月:TOEFL受験24回目にして、初めて100点を超える104点を獲得
2013年12月:GMAT初回受験650点
2014年2月:YESでSCと文法を受講
2014年4月:GMAT 4回目受験 720点。E4TGのスピーキング対策を受講
2014年7月:IELTS初回受験6.5点
2014年8月:TOEFL 受験38回目で108点を獲得
2014年10月:IELTS 2回目受験 7.5点 (出願スコア)



3. Why Tepper?

TepperはIT経営の分野で評価が高く、CMU全体としてTech系の研究が盛んですので、将来の目標と適合すると考えました。また、参加者の主張力に左右される宙に浮いた議論よりも、根本的な原因から問題を解決しようとする数理的な議論を好む姿勢にフィットを感じました。


4. レジュメ・エッセイ

カウンセラーのAdamさんと相談したところ、私の本当の将来の目標は保守的な入学審査官の目に「夢物語」と映ると指摘されました。このため、彼らに受け入れてもらうために家業を継ぐというストーリーを作り、Adamさんと相談しながら書きあげました。
Tepperへは公認会計士/システム監査技術者としての業務経験に加えて、大学で応用数学の授業でAをとったことなどにも触れて、数理分析能力を強調しました。



5. TOEFL/IELTS

最終スコアはTOEFL 108 (R:28/L:30/S:23/W:27)、IELTS 7.5 (R:9.0/L:8.0/S:7.0/W:6.5) でした。TOEFLはAGOSのパッケージ、トフル・ゼミナール、E4TGといったスクールに加えて、単語集やRareJob、American Accent Training (Ann Cook著)、TED、Super英単語30000 (iOSアプリ) などで勉強し、計42回受験しました。
他方、TOEFLで108点が出てから勉強を始めたので、IELTSは公式問題集を半分くらい解いただけで、2回目の受験で7.5点が出ました。相対的にみて、SpeakingのスコアがIELTSの方がよいので、IELTSを受け付けている学校にはTOEFLではなくIELTSを使って出願しました。



6. GMAT

最終スコアはGMAT 720 (V:38/M:50/IR:7/AWA:5.0)でした。AGOSのパッケージ、YESといったスクールに加えて、GMAT KINGというソフトウェアを使ってOfficial Guideの問題を実際の形式で解きました。計4回受験しました。


7. 推薦状

監査法人の会計アドバイザリー部門とシステム監査部門の上司に一通ずつお願いしました(Tepperは要件が1通のみですので、一緒に働いた時期が近い方の上司のみ)。推薦状の中身は自分でドラフトし、Adamさんのレビュー後に別人の表現とするためにSamさんに書き換えてもらいました。最終的に推薦者にレビューしてもらい、必要な修正とオンラインシステムでの提出をお願いしました。


8. インタビュー

エッセイカウンセラーのAdamさんのほか、インタビューの練習は他のカウンセラーにもお願いして、苦手な初対面のシチュエーションに慣れるようにしました。TepperはSkypeでの面接を選びました。


9. サマースクール

CMUが大学院留学生向けに提供しているACCというプログラムに5週間参加しました。CMUの様々な大学院に入学するアジア系の大学院生と知り合えるとてもよい機会となりました。中国人を中心とした他のACC生徒ともランチを楽しんだり、課外イベントに参加したりしてネットワークを築くことができました。また、私が参加した2015年は34名中8名が日本人でしたので、本プログラム前に日本人同士の親交を深める課外レクリエーションを多く開催できました。


10. 最後に

私はTOEFLを42回受験したり、使わない奨学金に応募したりしていろいろな回り道をしましたが、ベストを尽くして後悔のない結果にできました。みなさんも制約のなかでベストを尽くしてください。応援しています!

bottom of page