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・ イニシャルネーム: Y.K.

・ 性別: 男性

・ 受験校:Tepper (CMU), McCombs (UT), Scheller (Georgia Tech), Merage (UC Irvine), Smith (Maryland) 以上R2
・ 合格校:Tepper, Scheller, Merage, Smith
・ 出願時年齢: 26~30才
・ 海外経験: なし
・ 費用: 社費

 

1. はじめに(バックグラウンド)

大学・大学院で情報工学を専攻後、IT・システム系統の社員として鉄道会社に入社しました。駅や設備管理等の現場経験後、ICカード等、鉄道と関連のあるIT製品やサービスの企画・開発を行っておりました。留学前の経歴は技術色が強く、ファイナンスやマーケティング等の知識はほとんどありません。また、海外での経験も旅行や短期出張のみです。

 

 

2. Why MBA

以下の3点が主な理由です。

  • 製品やサービスの企画・開発を行う中で、自らの知識が技術面に偏っているが故に、ビジネス化の検討が進まないことを歯がゆく思っていたため

  • 会社として海外事業を拡大しており、自身も早いうちに国際経験を積む必要があると感じていたため

  • どこか会社に居心地の良さを覚えており、厳しい環境で自らを鍛え直したいと感じたため

 

 

3. Why Tepper

以下の2点が主な理由です。

  • Analyticsという明確な強みがあり、MBA習得後の成長した自分を、他校に比べて明確にイメージできたため

  • 授業形式におけるレクチャーの割合が他校に比べて高く、MBA各分野の基礎知識が少ない私に合っていると感じたため

その他、Tepper Quadで2年間を過ごせることや、ピッツバーグの治安の良さも魅力的でした。

 

 

4. 受験プロセスの概要

2016年  9月:TOEFL初受験・社内選考応募

2017年  6月:社内選考合格・TOEFL対策を本格的に開始

2017年  8月:GMAT対策開始

2017年10月:GMAT初受験(出願スコア獲得)

2017年11月:TOEFLで目標達成できず、IELTSに切替え。Tepper含む3校を訪問。

2017年12月:IELTS 出願スコア獲得。GMATのスコア更新を狙うも達成できず、GRE対策を開始。

2018年  1月:2nd Roundで複数校に出願。出願後、GREスコアを追加送付。

2018年  3月:Tepper合格・進学決定

 

 

5. TOEFL/IELTS

・TOEFL

社内選考に応募した頃から、旺文社の「TOEFLテスト英単語3800」で少しずつ単語を覚え始めました。社内選考合格後は、4科目全てアゴスの授業を受講した他、スコアが伸び悩んだ秋にはE4TGでSpeakingとWritingを受講しました。残念ながら最後までSpeakingのスコアが安定せず、目標スコアを達成することができませんでした。1人でボイスレコーダーに向かって話すという勉強法が肌に合わず毛嫌いしていましたが、E4TGの学習法を毎日少しずつ続けていれば、目標を達成できていたかもしれません(E4TG通学期だけ点数が伸び、その後元に戻ったので)。

 

・IELTS

「2nd Round出願までのTOEFLの目標達成が厳しいのでは」と思い始めてきた10月に受験を考え始め、11月に初受験しました。IELTS対策に費やせる時間も限られていたので、「ターゲットバンド7」という書籍をKindleで一気読みし、「公式問題集(12)」で本番さながらの問題を2回分解きました。結果、2回目の受験で7.0を獲得でき、3回目の受験で各科目のスコアを整えることができました。

 

・TOEFLとIELTSの選択について

結果として、IELTSで目標スコアを獲得することができましたが、両方の試験を受験した感想としては、IELTSがTOEFLと比べて簡単というわけではなく、受験生各自との相性の問題だと思います。出願校でIELTSスコアの提出が認められている場合には、試験形式や特徴をお調べされた上で、IELTSの受験を検討されてもいいかと思います。

 

 

6. GMAT/GRE

・GMAT(Verbal)

「特有の知識を必要とすることから、GMATは短期集中で取り組むのがいい」と耳にしていたので、アゴスの夏期講座(中山先生)を受講し、お盆付近の5日間で2か月分相当の授業を一気に受講しました。授業が終わってからも、配布された問題集(過去問)を毎日少しずつ解くようにしました。また、過去問を解く中で、出現する単語群がTOEFLと異なっている(TOEFLはアカデミック寄り、GMATはビジネス寄り)と感じましたので、中山先生が執筆されたGMATの単語帳も覚えました。

 

・GMAT(Math)

マスアカで基礎的な数学関連の英単語を覚えた後、教材を1通り解き、間違えた問題を試験前にもう一度解きました。また、GMAT Prepを使い、時間間隔を養いました。あまり対策に時間をかけない方もいらっしゃいますが、まずは一度過去問を解いてみて、どれだけ対策が必要かを見積られるとよいかと思います。

 

・GMAT(AWA・IR)

いずれもアゴスの授業を受講しました。「論理の飛躍がない」「タイプミスがない」「300語以上」の3点を満たすように気を付けました。

 

・GRE

TOEFL→IELTSと似たような流れで、GMAT→GREへ切り替えました。Verbalは単語の選択問題が出るので、一概にGMATとは比較できませんが、MathはGREの方が満点が出やすいと感じました。対策は、オフィシャルガイドの流し読みと、過去問数回の演習です。Verbalの単語問題はかなり難しく、対策無しではほとんど太刀打ちできませんでしたが、他の問題(GMATのRC、CRに相当)でカバー可能という印象でした。ETSのツールでGMAT換算し、スコア提出の指標としました。こちらもTOEFL/IELTS同様、選択肢の一つとしてご検討されてもよいかと思います。

 

7. レジュメ/エッセイ 

アゴスの「出願Strategyゼミ」講座で、執筆する上でのポイントを学び、実際の執筆段階では、過去に当社の社費派遣生がよく利用していたIvy League Consultingを利用しました。一般的にはあまり有名な会社ではないかもしれませんが、親身にサポートしてくれ、コストパフォーマンスも優れた良いカウンセラーだったと思っています。ただし、それほど多くの意見を発するタイプのカウンセラーではないため、自らの書類の改善点をある程度客観的に評価できる必要があるかもしれません(この点でアゴスの出願ゼミが役立ちました)。

・レジュメ

読み手の印象に残るよう、動詞や名詞の選択に気を付けました。

・エッセイ

Tepperの強みであるLeadershipとAnalyticsの2点が、自らのゴールとマッチしていると読み手に感じてもらえるように気を付けました。

 

8. 推薦状

出願当時の上司にお願いしました。レジュメ・エッセイとセットで1つのアプリケーションとなるので、言いたいことの全体像を書き出したうえで、推薦状で何を書いて頂きたいかを伝える必要があると思います。

 

 

9. インタビュー

想定される設問をフラッシュカードの表に、設問に対して伝えたいことの要点を裏に書き出し、それを使って何度も練習しました。また、エッセイカウンセラーに模擬面接を2回お願いしました。Tepperの面接前に、他校の面接を複数回受けられたことも場慣れする上で良かったと思っています。

 

 

10. 最後に

受験中は上手くいかない時期が多く、試験も4種類受け、何度も心が折れそうになりました。それでも、周りの方に支えていただき、なんとか志望校に合格することができました。これから受験される方は「うまくいかない時期があっても当たり前」と思って、最後まで自らを信じ、頑張ってください!また、Tepperについてわからないことがあれば、ご遠慮なく在校生にご連絡いただきたいと思います。私も、Tepperの先輩に沢山助けていただきましたので。

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