・ イニシャル:H.Y
・ 性別:男性
・ 出願時年齢:31~35才
・ 海外経験:親の仕事の都合で3歳~8歳までロンドンで過ごす。
・ 費用:社費
1. はじめに(バックグラウンド)
・大学農学部、大学院農学研究科を卒業後、超純ドメなインフラ企業に就職。
(幼少期に海外で過ごしていたものの、その後全く海外に興味を持たず。大学時代も体育会の部活に所属していたため、留学はもちろん海外旅行の機会もなし)
・入社後の経歴は、現場4年、採用教育2年、経営企画2年。
・仕事で英語を使う機会は一切なし。また、経営企画でも特殊な仕事をしていたため、MBA各科目のバックグラウンドも実質ゼロ。
2. Why MBA
・経営企画に異動になり、場当たり的に調べながら仕事をしていては限界があると感じ、体系的に経営全般について学びたいと思ったため。
・2017年にアフリカを訪問する機会があり、世界規模の課題を解決しようとしている人達を目の当たりにして、一度は海外でチャレンジしたいと思ったため。
3. Why Tepper
・「2年制」「英語圏orラテン圏(弊社がラテン圏でも事業を行っている)」「GMATのスコア」等を勘案し、欧州はIESE、アメリカはTepper, Austin, Marshall, Emory, Kelleyを受験(Austinは面接後WL, Marshallは書類落ち,その他は合格)
・定量分析に強い、テック企業とのコネクションが強い、自動運転の研究が有名、ビジネススクールに演劇の授業がある等、自分の興味と完全にマッチしていたため、最終的にTepperを選択。
4. 受験プロセスの概要
・2019年12月 TOEIC790点で社内選考応募(帰国子女の取る点ではない)。
・2019年4月末 社内選考合格通知(社内選考合格までは勉強しないというスタンスを、後に激しく後悔)。
・2019年5月上旬 TOEFL勉強開始。
・2019年7月下旬 GMAT勉強開始。
・2019年11月中旬 TOEFL100点突破。
・2019年11月下旬 GMAT660点(最終スコア)。
・2019年12月 レジュメ/エッセイ/推薦状作成。
・2020年1月 インタビュー対策。
・2020年2月上中旬 インタビュー(Tepperのみ現地、その他は東京orオンライン)。
・2020年2月下旬 IESEとKelleyから合格通知をもらい、ようやく受験終了。
・2020年3月上中旬 TepperとEmoryから合格通知をもらう。
・2020年3月下旬 TepperとIESEで最後まで悩みつつ、Tepper進学を決意。
5. TOEFL/IELTS
・2019年5月上旬 Andy先生の1日講座を受講。頂いた演習問題でTOEFL勉強開始。
・2019年7月上旬 初TOEFLで95点(R25,L26,S23,W21)を叩きだし、100点を超すのも時間の問題と勘違いする。
・2019年8~10月 その後、5回受験するも90~93点から抜け出せず。
・2019年10月 Writingを強化するため、Michael先生の添削サービスを活用。(強化し始めるのが遅すぎたことが、TOEFLに苦労した原因)
・2019年11月中旬 7回目で101点(R28,L27,S21,W25)が出て、なんとか2ndへの出願に間に合う。
・途中90点台前半から一向に点数が延びなかったので、IELTSに切り替えましたが、9月中旬に受けたIELTSが6.5(R7.0,その他6.0)で、相性が悪いと判断したため、再びTOEFLに戻しました。
6. GMAT/GRE
・2019年7月下旬 濱口塾のオンライン講座でGMAT対策開始。
・2019年10月下旬 初受験で540点(V15,Q50,IR6,AWA4)を叩き出し画面の前で崩れ落ちる。
・2019年11月下旬 2回目で660点(V28,Q51,IR6,AWA4)が出て、一安心。
・2019年12月下旬 3回目は620点(V23,Q50,IR6,AWA4)で更新ならず。(スコアアップする気力を失い、ここで力尽きる)
・大学入学以降一切数学には触れていませんでしたが、大学受験時の得意科目が数学だったためMathは特に苦労しませんでした。濱口塾の問題を一通り解き、わからなかった単語を試験前日に見る程度で対策は済みました。
・濱口塾のSCとCRを3回も繰り返し解き、解説を頭に叩き込みました。
・濱口塾のRCは繰り返しやる時間がなかったので、文章だけ繰り返し読み、問題に慣れるようにしていました。
7. レジュメ/エッセイ
・12月上旬に濱口先生に相談しながら慌てて作成しました。日本語でまず見てくださるので、英語に慣れていない身としては大変ありがたかったです。
8. 推薦
・当時の上司と前職場の上司にお願いしました。11月末に最低限のスコアがそろったので、慌てて12月頭にお願いしました。時間僅少でも快く引き受けてくださった上司の方々には感謝しかないです。(スコアがそろわず志望校が定まっていなくても、アメリカの大学の推薦状のテンプレートを使って早めにアイディア出ししておくべきでした。)
9. インタビュー
・2nd round 全校出願後の1月上旬にDMM英会話に登録。
・Matthewと10回モックインタビューを実施。
・STARストーリーで語ることを意識して対策しました。
・アブノーマルな質問を聞かれることもほとんどなかったので対策がそのまま本番に活かせました。
10. 最後に
・受験プロセスはかなり苦しいと思いますが、まずは自分を信じてスコアメイキングに励んでください。出来ないと思ってやったら絶対に出来ないので、必ず自分は出来ると信じてスコアメイキングに臨んでください。(私は自己信頼しきれなかったことが最大の反省です。)
・スコアが揃ったら、あとは自分の本能に従ったらいいと思います。色々な方の意見を聞くことも大事ですが、「内省化の先に真理あり」だと思うので、とにかく自分と向き合うことを大切にしてください。