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ケースコンペ(Case Competition)とソーシャル、ときどき授業

みなさんこんにちは。1年生のMです。(Mというと、浜崎あゆみを題材にした、演技のクオリティがシュールすぎるために逆にドハマりしてしまったドラマを思い出します。受験勉強のストレスに胃がキリキリしている方にお勧めです。)


秋学期も終わりに近づき振り返るのに良いタイミングということと、日本人の在校生に歓迎会をしてもらった際に、みんなでブログを更新しましょうと言った手前書かざるを得なくなったので、つらつらとこちらに来て記憶に残ったことを書いていこうと思います。


あいにく、GPA2.9が物語る通り授業への集中力がイマイチで記憶が断片的なので、課外活動についてご紹介できればと思います。


Case Competition

HPでの学校リサーチや在校生訪問をした際に度々耳にした Case competition(通称ケースコンペ)、友達に誘われるがままに二つ返事で承諾していたら、結局この秋学期で計6つのケースコンペに出ていました。このケースコンペ、ざっくり説明すると、採用活動でMBAの学生にリーチしたい企業がコンペを学校と共同で主催し、学生は上位に入賞した際の賞金、企業とのコネクション、クラスメイトとのグループワークの機会、といったものを得るために参加する、という構図です。概ねのケースにおいてまず学校内で競争する機会があり、そこで上位に入ると各スクールと競合する大会に出場する、という形式になっています(ニッチな業界のものの場合は初めから他のスクールと争うことになります)。


トピックは様々で、ベーシックなサプライチェーンの課題を扱うものから、実際に投資対象となるスタートアップと協働するものまであり、幅広い経験が出来ました。今回は6つ出たケースコンペのうち、特に印象に残ったものを3つについて書いてみます。


① 製薬企業の主催するM&A Case Competition

M&Aだから一緒にやらない?と、ヘルスケアクラブに入っている2人に誘われて計3人のグループで参加。開けてみるとお題は買収したあとのインテグレーション戦略の提案。こりゃIBバックグラウンド活かせないなと後悔しました。


実際のお題はこんな感じ:当社は先月、腫瘍分野で数多くのパイプラインとを持ち、最近そのうちの1つのパイプラインでFDAの迅速承認を獲得した●●社を買収しました。この企業のインテグレーションプランの方向性について(臨床研究の優先度付け、コストや人員配置の方向性を含む)、当社CMOへの提案資料を作成してください。


実際のDD資料らしきものが添付資料として配布され、それを基にインテグレーションプランを作るといったものでした。準備期間は2週あり、その間に企業の人とのQ&Aセッションも用意されていました。はじめから他スクールと争うフォーマットで、参加チーム数は約40チーム、上位5チームのみが最終的に実際の企業の方に直接プレゼンする機会を与えられるというものでした。


このケースに参加して同級生と話して知ったのですが、こちらではヘルスケア業界は結構MBAホルダーの採用に積極的らしく、どの会社もリーダーシッププログラムを用意しているとのこと。このケースコンペも就活要素が強く、事前にレジュメの提出が求められ、各オフィスから個別に興味がある人に連絡するね、と案内がありました。実際の業務に近いことに頭を使い、インテグレーションプランを考えるだけでなく競合他社の組織論についても議論する機会になるので、アメリカのヘルスケア業界についての入り口という意味で良い機会になりました。


ちなみにこのケースは、ウイグル出身のアメリカ人(Mardan)と普通のアメリカ人(Max)の二人とのチームアップでした。Maxはいつも10時を過ぎると眠くなるらしく、しわしわの目をこすり出し、11時くらいには帰宅するという自由人。彼女はナーススクールに入るべく勉強中らしく、学費が年間10万ドルするんだよと、若干引き気味で話してました。この彼女の名前はChloeなんですが、なんてイケてる名前のカップルなんでしょう、MaxとChloeなんて映画の主人公かよ、と心の中で突っ込みました。Mardan曰く、彼女はすごい純粋で良い子なんだろうね、だってオレゴン出身だもん、とのこと。オレゴンはとてもとても田舎らしい。


またMardanは日本にも住んでたことがあり、日本語がペラペラです。先日コンサル対策のケース面接の練習を一緒にやったのですが、私がやるときは英語、彼がやるときは日本語でというカオスっぷり。ちなみに彼は中国人がいるときは中国語でも喋ります。。。


② Alpha Challenge(アセマネのケースコンペ)

もともとバイサイドの人と仲良くなることに興味があり、アセマネクラブのイベントに出た際に勧められた学内のコンペがこのAlpha Challengeという全米で争うコンペの学内選考であり、運よく選ばれフルタイムMBAのアメリカ人同級生(Michael)とパートタイムMBAのアメリカ人(Kyle)と3人でチームを組んで参加しました。


このコンペUNCが主催しているのですが今年で16回目の開催になる伝統的な大会だそう。スポンサーも1社ではなく、William Blair, American Century, Blackrockを筆頭に合計で20社超、全米の名だたるバイサイドファームがずらりと並んでいて、豪華な大会でした。そもそも各スクールの代表3人1チームしか出場できないらしく、2日目は丸々インタビューという、何ともリクルーティング色の濃い大会です。また、厳正を期すためにプレゼンの際は学校名を隠し、すべての学生に同じzoom backgroundを使用させる徹底ぶり。アメリカの金融業界のクオリティの高さを垣間見ました。


フォーマットはロングの投資企業を2社(1社は事前に指定されたリストから、もう1社はwildcardとして米国上場企業から自由に選択)選びプレゼン資料を作成し、20チームが4ブロックに分かれまず午前中に予選を実施、各ブロック1位が午後のSemi-finalに進み、更に勝ち残った2チームがFinal roundに進むという形式です。


我々が選んだピッチは1社はELY(ゴルフブランドのキャラウェイを展開する会社、最近トップゴルフという打ちっぱなしとバグースを混ぜたような会社を買収してます)、もう1社はARES(Ares Management, Apolloのようなクレジット運用を得意とする米国の運用会社)を選択しました。このAresという会社が結構審査員にはまったらしく、Q&Aの際に沢山質問が来ました。Cameronはもともと病院を経営する団体で運用資金のアロケーションを担当していたらしく運用業界に詳しく、とても勉強になりました。同時に、もっと英語力を上げて卒業するまでのもう少し深い話が出来るようになりたいな~とつくづく反省しました。


私たちのチームはSemi-finalで負けてしまいましたが、クラブの上級生や同級生にドライランをしてFBを貰ったり、当日はWhatsApp(LINEみたいなの)のメッセージで応援してくれたりと、思い出に残るイベントだった気がします。また、他のトップスクールのチームのプレゼンを聞く機会も貴重でしたし、丸1日授業に出られなかった分をペイして余りある経験でした。


このCameron、マイアミ出身でユーモアにあふれていているのですが、プレゼンの提出期限の1時間前にCompsを入れるのを忘れていて急いでpptを開けようとした所ファイルが重くなかなか立ち上がらず、this file tells us you should not update the deck anymore、と言ったジョークが、アメリカに来て唯一はっきり聞き取れ、かつ笑えたジョークでした。あとアメリカ人は相槌でcoolやgoodやawesomeをよく使うのですが、このCameronはsweetを連発します。これは一種の方言みたいなものなのだろうか。。。


③ VICI(Venture Capital Investment Competition)

VCとスタートアップ、双方の視点を勉強できるよ、という触れ込みのケースコンペ。学生側のチームはVCのロールとなり、大会に招待された実在のスタートアップのピッチを聞き、DDをして審査員であるPittsburghのVCの人たちにタームシートのドラフトを提出し、DDやタームシートのクオリティで順位を競うというフォーマットでした。また、事前にPittsburghのVCの方が講師となり、VC投資の流れや必要な手順を計4回のレクチャーを通して教えてくれました(ただこの講師、結構Sっ気があり、コンペ当日は学生を普通につめてました。私も被害者のうちのひとりです。。。)。


守秘義務の関係でどんなスタートアップが来たか書けないのですが、どの企業もCMUにゆかりのあるスタートアップで、実際にこの後にPittsburghのVCからSeries Aで1~2億円程度を調達することを目指している企業でした。


アントレに強い・スタートアップエコシステムがCMUを中心に出来上がっているという事前のうわさは本当だったようで、日本にいたときはスタートアップエコシステムに全く興味が無かった私ですが、実際にリアルVC、リアルfounderと話す機会を経て、アメリカのスタートアップの文化というものに触れる良い機会になり、ひとつ人生の選択肢が広がったように思います。


ソーシャル

こっちの飲み会事情について少しだけ。


まずピッツバーグ、お酒を外で買うのがめちゃくちゃ大変です。ビールはPA州が運営しているお店でしか買えず、ID提示もマストです。加えて10月以降夜が冷えるので、現在アウトドアシートのみの営業のお店が多いこともあり、自然とホームパーティーが多くなります。飲み物については、あまりワインやウイスキーをガバガバ飲む人はいません。どちらかというとクラフトビールが流行りのようです。


そしてこちらにも所謂飲み会の定番ゲームというものがあり、二つほど経験しまたのでご紹介差し上げます。


一つ目はビアポン(Beer Pong)。アメリカ人曰く、the most famous drinking game in the US。机の両端にボーリングのピンと同じ形で9個の水が入ったプラスチックのコップを並べ、逆側からピンポン玉を投げて入れる、ただそれだけのゲームです。正直ゲーム性は全く無く、ただただピンポン玉がコップに入ったら飲む、の繰り返し。まあ酔っぱらうのには最適ということでしょうか・・・。当然最後にはぐでんぐでんになります。


二つ目は名前は忘れましたが、トランプを活用したゲーム。円になって順番に時計回りに山のトランプを1枚ずつ引いていきます。数字ごとにアクションが定義されていて、例えば4(four)はfloorで床に手を付ける、6(six)はskyで手をあげるというアクション。参加者で1番レスポンスが遅かった人が飲みます。これは参加者が多い場合は効率が悪く、少人数でやるのがお勧めとの事。


英語

もともと英語が苦手で、英語力強化がMBA進学の理由の7割くらいを占めるのですが、こっちに来てそのヤバさに直面し、英会話を細々続けています。自分のメモついでに、同級生との会話や先生との授業で面白いなと思った英語表現をご紹介します。


Gotcha

OKや了解という意味のGot itがありますが、西海岸から来た人はみんなこのGotchaを使います。初めの2週間くらい、西海岸から来たStevenという同級生と何回かごはんや飲み会で一緒になったせいで、このGotchaが同じグループ内で伝染していました。相当informalな表現だそうで、アルムナイとのネットワーキングでは使うなとの事。


Waspy

WASP(White Anglo-Saxon Protestants)にyがついて形容詞になったもの。意味としてはpreppyと同じらしく、金持ちの子供を言い表す形容詞だそうです。日本語の辞書で説明が載っていなかったのですが、先生曰く、represents college students whose parents are super rich: wear preppy clothes like “Vineyards and Vines” or “Brooks Brothers” or students in USC or Fordham、とのこと。普通にWASP使ってるし差別っぽいなと思いましたが、アメリカ人の同級生に聞いたらpreppyよりもwaspyの方が先に出てくるようです。



そんなこんなでつらつら脈絡もなく書いてしまいましたが、少しでもこちらでの活動をイメージするきっかけになれば幸いです(現在夜中2時、明日の授業に寝坊しないことを祈ります)。また、在校生にご質問等がございましたら、コンタクトページからお気軽にご連絡下さい。

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