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渡航準備・生活立ち上げについて

執筆者の写真: teppermbateppermba

更新日:3月9日



1年生のDKです。

Round2の合格発表の時期ですが、受験生のみなさまはすぐに渡航手続きや生活立ち上げで忙しくなることかと思います。手続きが多く、時間軸も不透明で色々とストレスフルな時期ですが、昨年の記録を残していたので共有させていただきます。留学準備の一助となれば幸いです。

※留学先やその年々で状況は異なるかと思いますので、詳細の事情はご自身でご確認ください

※社費生、妻帯同(昨年3月入籍)、子なしです

※日本人在校生サイトにも生活の立ち上げに関する情報がありますので、合わせてご覧ください!



[渡航前の準備]

  1. F-VISA

4月中旬に進学先を決定後、下記の通り、可能な限り早めに準備を進めたが、I20申請完了からVISA受取りまで2ヶ月を要した。時間軸が気になると思うので、日付ベースで記載します。

※Round2合格の場合、3月下旬にOffice International  EducationからメールでI20の申請を要求されます(CMU特定フォームで申請)。特段の事由がない場合、3月下旬の時点で申請することをお勧めします。一部の日本人クラスメートは3月下旬で申請して、1週間でI20が発行されたようです。


  • 4月20日頃:I20を大学のフォーム上で申請

    →妻含めてパスポートが必要

    3月下旬に入籍して妻の苗字が変わったため、急いで妻のパスポートの名義変更を行った上で4月20日頃に申請

  • 5月30日:I20が大学にて発行される

    →大学によって日数は異なると思うが、カーネギーメロンの場合は他の日本人も40日ほど要していた

  • 5月31日:DS160(VISA申請・面接に必要な、米大使館の発行書類)を作成

    →妻の分も作成。昔のパスポート等手元にない書類があり、2日要した。その後 SEVIS FEEの支払いを完了

  • 6月4日:面接予約

    →大使館の面接予約ページが分かりづらすぎて面接予約に辿り着くまでに2日を  要した。スロットは、1週間先ぐらいから空きが所々あるような状況だった

  • 6月13日:面接。場所は東京か大阪。面接自体の準備は不要と思われる

    →VISAとパスポートの受取りは、郵送(1人4,000円程度)か四谷三丁目で受取り(無料)を選べる。面接後3営業日ぐらいでメールが来る

  • 6月20日頃:受取り完了



  1. 予防接種

    • 5月中旬に日比谷クリニックで実施。会社によっては、指定される医療機関があるので、会社に必ず確認することをお勧めします。

    • オンラインで申請し、1週間後ぐらいに診察

    • 母子手帳等、過去の予防接種歴等の証明書類をできるだけ用意する。CMUが指定する予防接種一覧を見せるとスムーズです。

    • 私の場合は一部抗体があるか不明だったため、採血を実施。幸いにも予防接種歴のないものについても、大学が要求する全ての抗体があったので、一回の通院で終了しました。

(参考URL)CMU Health Service


  1. 国際免許証

    • 都内なら、神田と新宿に国際免許を発行するセンターがある。2200円ほどかかるが、15分ほどで発行された。各都道府県にも国際免許を発行する場所があるので、確認してください。

    • 有効期限は発行から1年なので、少しでも長く使いたいなら出国間近に行った方が良いです。

    • 私は車の購入予定はなかったが、2年目以降のレンタカーの運転やアメリカでの身分証明として、アメリカでの運転免許の取得も検討しました(結果、取得せず)。

(参考U R L)


  1. 携帯電話

    • 楽天とTelloのDual SIMを利用。下記ブログが分かりやすいです。

    • Telloや Minto Mobileであれば、毎月10〜15ドル程度で5GBの契約ができる。どちらも回線はAT&Tで、都市圏なら通信状況も問題ないとのこと(実際にTelloを使用していて、不便さを感じたことはほぼない)。

    • 日本の電話番号を残しておきたい人が大半だと思うが、下記ブログの通り楽天なら1000円程度でアカウントを保持できます。

    • 私は、docomoから楽天に切り替えて物理SIMとし、TelloをeSIMとして(物理SIMとeSIMはそれぞれ一つずつしか設定できない)、渡米前にネットでeSIMを契約しました(15分あれば契約できる)。

※(2024.7月現在)楽天は最後の通信から180日経つと強制解約になる仕組みなので、渡航後、月1回ほどローミング通信する必要があります。楽天は2GBまで無料でローミングできます。

(参考U R L)


  1. クレジットカード

    • 妻がアメックスを持っており、日本での信用ポイントをそのまま活用するために、妻のアメックスをトランスファーし、私は家族カードを発行して利用することにしました。

    • 補足情報として、最初の1年弱は信用ポイントがないため、基本的に米国のクレカは発行できないません。そのため、日本で発行できるJALカードかANAカードを発行する駐在員や留学生が多数ということで、一応ANAカードも契約を検討したが、渡米後に審査を開始し、渡米2週間後にカードが届く流れで、渡米後すぐには使えないのが難点と感じました。初年度はキャンペーンで年会費が無料になるが、2年目は$70かかるので、途中解約して他社(米国企業)に乗り換えるのも良いかもしれないと思いました。

    • WISEも契約しましたが、マイナンバー(現在の住所あり)が必要なので予め要注意です。銀行登録も事前にしておくと良いです。ちなみに出国後にアメリカの住所に変更する際や米国銀行からWISEに送金する際は、本人確認を求められるので、パスポートや居住証明ができる住所書類(賃貸契約書)などの提出が必要なります。

    • アメリカの場合、例えば家賃等をクレカで支払うと3%程度手数料がかかる。私は、下記の通り出国前に初月分の家賃や初期費用を払う必要があり、クレカで2.5万円分ほどの手数料を取られました。

(参考U R L)


  1. 住宅

    • 家が決まってないと落ち着かないので、現在の2年生に話を伺って出国前にオンライン上で契約しました。

    • 毎年3%程度のペースで家賃が上がっているらしく、比較的物価が安いと言われているピッツバーグでも、設備やセキュリティ環境が整った1LDKのアパートに住むには安くても$2,400以上は必要しました(ネットの情報によると、NYはピッツバーグの2倍が相場感)。

    • 私の場合、契約金額にも契約期間にも2度誤りがありました。契約書は40ページほどあったが、契約社会なのでよく確認した方が良いです。


  1. 引越し

    • 私は大きなスーツケース2つ(手荷物)×夫婦それぞれ で足りそうだったので、海外輸送は利用しませんでした。

    • 国内は、荷物を妻の実家に預けることとし、小さい引越し会社に発注しました(倉庫は使用せず)。

    • 海外便を頼めるのは、調べた限り日通とヤマトのみのようだったので、海外への空輸・船荷があるならこの2社のどちらかに依頼することになると思われます。会社によって物流会社を指定される可能性があるので、会社に確認して下さい。

    • 海外船便について、ヤマトならネットで個人発注すれば段ボール10箱+α程度が約15万円のプランがありました。

    •  食料は輸送不可なので手荷物で持っていく必要が生じます(手荷物についても制限があるので要確認)。


  1. 航空券

    •   日本→ピッツバーグの場合、おそらくトロント経由のエアカナダ便が最安値だが、預入手荷物は一つとなります。

    • 他のルートでは、シカゴやダラス、ニューアーク経由のユナイテッド航空やJAL、ANA等がある。航空会社によっては預入手荷物が2つのところもあります。

    • 私の場合、トロントにて悪天候による時間変更、3度のゲート変更に振り回された挙句、22時に欠航となり、急遽トロント泊となりました(事後に、エアカナダはlost baggageやdelayが多いと聞いた)

   

  1. 水道・ガス・電気・インターネット

    • 初日から利用する必要があるので、不動産にあらかじめ確認の上、必要な開栓・送電手続き、立会い予約を事前に実施しました。

    • インターネット契約は2パターンあり、1モデム込みの契約、2モデムなしの契約(モデムは自分で手配)があります(一般的に後者の方が安い)

    • アメリカのホームインターネットは日本より高い。最大300Mbpsならキャンペーン適用で$30-$50(キャンペーンなしなら2倍)。500MbpsはCP適用で$50-70です。

    • ただ、学生限定で、X-finityが150Mbps毎月25ドルという破格のプランを提供しており、私も含めて複数の日本人がこのプランを利用していて、快適に使えています(しかもモデムもセットで無料提供してくれる)。申し込みには、大学から個人に割り当てられるAndrewメールアドレスを使う必要があります。店舗申込の場合、学生証とパスポートが必要になるので注意です。

    • これらの契約にはアメリカの携帯電話番号が求められるので、そういう意味でも出国前にeSIMでTelloを契約できて楽でした。

    • また、アメリカの場合、大手はVerizonとXfinity、その他となるが、VerizonよりXfinityの方が立上げは楽、というのが現地日本人間での総評です(10分もかからなかった)。


  1. 家具・家電

    • 備え付け、リース、購入、譲受の4つの選択肢がある

    • Pittsburghは家具の備え付け物件が少なく、譲受は手配が面倒そうだったのでリースか購入で検討しました(家電は、ほとんどの家に冷蔵庫が備え付き。私は洗濯機も備え付きの物件を選択)。

    • リースは学生割で毎月$200程度だが、アメリカは日本よりも安く家具が揃うので、比較検討した結果、全て自分で購入することにしました。

    • 家具は、ピッツバーグ郊外のIKEA(車で30分程度)かShadyside近くのHome Depotで購入している人がいました。

    • リースの場合、私の周りではCORT Furnitureという家具レンタルサービスを使っている人もいました。

(参考)CORT家具レンタル


  1. その他

    • 在留届はオンラインで日本大使館に提出しました。

    • 転出届を区役所にて提出しました。



[渡航後の手続き]

  1. 住居立上げ

    • 事前に不動産に代理受け取りを手配した上で、Amazonにて注文したはずのマットレスがカナダの航空機トラブルに巻き込まれている間にキャンセルされており、最初の数日はフロアで寝る羽目になった。マットレスだけでも事前に届くよう細心の注意を払った方が良いです。

    • その他、家電備え付きの前提で、初日に購入が必要なものは、洗剤類、食器類、トイレットペーパー、バス用品あたりかと思う。Shadysideであれば、Targetがあるので、そこで調達すると良いです。

    • 物価については地域によって多少の違いはあるものの、食品の相場感としては、WalmartやAmazon USのECサイトを見れば何となくイメージがつくかと思う

    • 参考までに、Amazon以外で、現地で使えるECサイトは以下の通りです。

      • Weeee:日本食を含め、アジアの食品類が比較的リーズナブルに手に入る。50ドル程度を超えると配送料が無料

      • rice factory NewYork:日本全国のお米を買うことができます

      • Walmart:近所のスーパーよりも安い価格で、しかも即日配送してくれるので活用している(学生割引で毎月6ドル程度サブスク料金がかかる。食品の他に家具や日用雑貨等も手に入り、映画サイトのparamountも無料で利用できる)


  1. 銀行口座開設

    • 事前に現地の銀行(PNCバンク)のアポイントメントをとっておき、到着翌日に口座開設に行きました(会社の指定がない限り、PNCで口座開設している人が多い印象)。

    • 手続き自体は30分ぐらいで終わり、I20、パスポート、住居契約書等があれば大丈夫でした(銀行によると思う)。口座開設時にアメリカ非居住者および利子や利息が非課税扱いになるW8-BEN申請書も事前に記入しておくとよいが、口座開設時でも担当の銀行員にW8-BENの話をすれば、その場で申請できました。

    • 銀行カード自体は、その翌週ぐらいに郵送されてきます。


  1. 自動車

    • 徒歩・バスで生活できる場所を選んだので購入せず(0〜3歳ぐらいの子供がいる、もしくはコストコやモール等、郊外のショッピングを積極的に利用するなら車があった方が良い)。

    • 筆記の試験と、簡単な実技があります。申請は州によって異なる模様。

    • 車を購入する場合、日本人はJapan AutoかガリバーUSAがメジャーです。

    • 私のアパートの場合、駐車場代金は約150ドルです。

    • 現地のアメリカ人によると、保険は毎月150ドルほどかかっているとのことです。


 (その他交通事情)


  1. 身分証明書

    • 運転免許証を取得しないため、ペンシルバニアのState IDを取得しました。

    • 手続きは州によって異なるようだが、ピッツバーグの場合I20、I94(渡航後発行可能)、パスポートを持って、Denial LetterをSocial Security administration officeで取得(予約必須)し、その後免許申請所(Penn Dot)で申請しました(30ドル程度)。


  2.  医療

    • アメリカの医療制度は日本とかなり異なるので、万が一の事態に備えて調べておいた方が良いです。

    • CMU生の場合、学校が定める要件を満たす医療保険を契約する必要があり、通常CMUの保険を契約。学費と一緒に請求がきます。

    • 社費生等で、別途会社が指定する保険会社と契約する場合はCMUの保険をwaiver申請します。

    • 近所の保険適用の通院先はおおよそ確認しておいた方が良いです。


  1. 学費関係

    • 最初の学費は7/31に請求があり、8/15までが支払い期限というスケジュール感でした。

    • 会社との調整のため、学費窓口の担当者に不明点を何度か問い合わせたが、請求項目の説明が二転三転して振り回されたので、学費の不明点は早め確認且つ怪しい点は再確認を徹底することをお勧めします。


  1. 現地で購入した主な物

    • 家電類:炊飯器・ドライヤー・掃除機

    • 寝具類:マットレス・ベッドフレーム・掛け布団

    • キッチン:調理器具・食器類

    • 家具類:椅子・机

    • バス類:シャワーカーテン、マット、シャンプー等


  1. 日本から持参して良かったもの

    • 歯ブラシ

    • 常備薬

    • スーツ類(靴含む)

    • タブレットPCまたはiPad(ほぼ全員持ってる)

    • コンタクト

    • ギフト(扇子、箸等)と包装紙

    • 食品類

    • 折り畳み傘


  1. その他

一部のアプリ利用のためにUSのアカウントをapp storeで登録する必要がありましたが、現地billing addressのクレカしか登録できず、口座開設が完了するまで待つ必要がありました。


以上、私の経験談ベースの情報となります。

何かと順調にいかないこと(特に、不動産、オンラインサービス、支払い関係)があってストレスフルでしたが、周りも同じ状況で密に情報交換しながら対処できたので、だいぶ助かりました。


日本人在校生ブログにも生活関連の情報を記載していますので、併せてご覧ください!

何か上記に関連して確認がありましたら、お気軽にお問合せください。

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