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イニシャル:D.K
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性別: 男性
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出願時年齢:31~35歳
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海外経験:留学経験あり(1年)
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費用:社費
1. はじめに(バックグラウンド)
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私立商学部卒
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2015年に鉄道会社に就職後、転職なし
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大学時代に9ヶ月アメリカへ留学。プラス3ヶ月MLB関連のインターンを実施
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学校法人への出向、東京〜大阪の観光の企画・マーケティング、経営企画で全社プロジェクトを推進
2. Why MBA
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経営企画の立場で収益向上に向けた全社プロジェクトの立上げや新規企画立案を行いましたが、自分のスキルや経験の限界を痛感し、意思決定の幅を広げるためにも、ファイナンスやアントレを学んで引き出しを増やしたいと思いました(=ファイナンス、アントレ)
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所属箇所の戦略やKPIが不明瞭なことがあり、データに基づいた戦略立案ができるリーダーになる必要があると思いました(=アナリティクス)
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出向先で20社から集まった出向者全体のリーダーを任され、DEIが満たされる組織作りについて真面目に考えるようになり、組織の多様性を尊重しつつ効率的に成果を上げるための理論と実践を体系的に学ぶ必要性を感じていました(=リーダーシップ)
3. Why Tepper
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どの学校にも光る部分があり、第一志望群が5校ありました。どこでも学びたいことは学べそうですし、住めば都タイプの人間なので、最終的な進学校は合格後に考えようと思っていました。結果的にはテッパーより上位ランキングの学校からも複数合格をいただいて揺れましたが、「進学しなかった場合にどの学校の授業を受けられないことが最も後悔しそうか」が決め手になりました
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様々な学校の在校生と話す中で、留学後に再現性の高いスキル習得ができるのはテッパーだと感じま した。定量的なアプローチは汎用性の高いスキルだと感じています
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テッパーはアントレの環境も魅力的で、全米上位にランクインする等、自分のやる気次第で活用できるリソースも豊富だと思いました(詳細は24.12に記載したブログをご確認ください)
4. 受験プロセスの概要
2021年8月:社内選考用のTOEFLスコア獲得
2022年1月:社内選考落選
2022年11月:国内国立大MBA合格
2023年1月:社費選考突破
2023年5月:IELTS出願スコア獲得
2023年9月:EA出願スコア獲得
2023年10〜12月:エッセイ作成、コーヒーチャット、インタビュー対策、キャンパスビジット
2024年1〜2月:9校出願、5校合格(US4校、フランス1校)、2校ウェイトリスト、1校インタビュー辞退、1校書類落選
2024年3〜4月:合格各校に魅了されて進学先を最後まで悩み、Tepperに決定。ウェイトリスト対策は未実施
5. TOEFL/IELTS
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社内選考出願時点でTOEFL89点(出願1年半前のスコア)。一年半語学対策から離れていたため慌てて再開
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TOEFLは3ヶ月で100点を目標に集中して勉強したものの、ライティングのスコアが安定して低く、区切りの4月時点で100点の壁を越えられず。薦められていたIELTSをGW期間に対策・受験して7.0を獲得し、GW明けからGMAT対策に移行
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TOEFLはアンディー英会話、E4TG、添削サービス、DMM英会話で勉強。IELTSは公式テキスト1冊と添削サービスを3回利用し、傾向を把握して受験
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個人的にはTOEFLで90点台後半が出る人は、IELTSの傾向を把握すれば7.0を獲得できる可能性が高いのではないかと思います。私の志望校的にはIELTS7.0で十分だと判断し、GMAT対策を優先すべく語学対策は早々に切り上げました(GMAT対策がRとWの対策になるので、必要になればまた秋冬頃にIELTS対策をすれば良いと考えた)
6. GMAT/GRE
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アフィニティとJマスでGMAT対策。EA対策は模擬試験のみ
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GMATは区切りとしていた9月までに3回受験(7・8・9月)したものの、受ける度にVの点数が下がり、成功の道筋が見えず、目標到達は困難と判断
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特にRCは何をやっても伸びませんでした。TOEFL対策にもっと時間をかけ、語学の基礎力を取り戻してからGMAT対策に移行すべきだったのかもしれません
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9月にEA受験して出願スコアを獲得。カウンセラーが、過去の傾向的にEA155以上を獲得すればEA受付校のボーダーだと言っていたので、このスコアと心中してエッセイ、インタビューで差別化することに
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EA受験不可の学校も1校志望していたものの、それ以外の志望校は全てEA受付校でGMAT対策を継続する場合の費用(時間)対効果(こだわり)を考えて断念
7. レジュメ/エッセイ
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Reveと契約。自己分析や業務の棚卸しに時間をかけた後に、エッセイやインタビュー対策に着手するプロセスに共感していたので、他のカウンセラーとは面会せず
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キャンパスビジットは11月末から敢行し、1週間で10校ほど訪問。数校はアドミッションと1on1を行って直接アピールするとともに、EA出願スコアについても問題ないか確認しました
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各業界&各校の優秀な皆様のお話を伺える貴重な期間だと思い、10月以降はコーヒーチャットで30名ほどお時間をいただき、とても刺激を受け、多くの学びがありました
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テッパーについては、在学生やアルムナイの約10名の皆さんとお話しをさせていただき(人数は合否に無関係)、2年間の授業計画を立てられるぐらいよく理解しました。少人数スクール故に1人1人がコミュニティに与える影響が大きく、スコアよりも協調性が重視されているような印象を強く受けました
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エッセイは、特にWhy MBAやゴール等のメインストーリーについては、カウンセラーにダメ出しをもらいながら納得いくまで20往復ほどやり取りしました
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カウンセラーの指摘が内心信じられないこともありましたが、結果的には全てアドバイス通りに対応し、書類はほぼ通過(落選校は特殊要因あり)しました。アドミッションや外国人の勘所が分からない受験生は、経験豊富な人の意見を優先した方が良いのではないかと感じました
8. 推薦
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派遣元の直属上司(海外経験なし)と、出向時の上司(元外資PEファンド、米国MBAホルダー)に依頼
9. インタビュー
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出願校も多くエッセイや学校調査に時間をかけたので、話せるストーリーは整理できており、インタビュー対策は1ヶ月弱で仕上がりました
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Reveのカウンセラーとディテールの修正を繰り返しながら、DMM英会話やNishと実践練習を繰り返し実施しました
10. 最後に
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受験期初期に多くの人の話を伺って年間活動計画を立て、スコア、ネットワーク、学校調査別に目標を定めました。進捗に合わせて適宜全体計画を修正し、目前の作業に溺れないよう、全体像を意識しながら取り組みました。目標未達のスコア以外は計画通りに進み、期限を決めて、次のステップに進めた点は良かったです
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アプリケーションプロセスで学校理解に時間をかけ、具体的な計画を立てて入学できたことは今にも生きています。受験プロセスは大変ですが、情報収集そのものはその後の2年間や将来にも大きく影響する活動かと思いますので、MBA受験やテッパー受験を検討中、テッパー合格者で進学先を悩み中等々、どなたでもお気軽にお問合せください!
