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  • イニシャル:G.S

  •  性別: 男性

  •  出願時年齢:31歳

  •  海外経験:海外駐在3年

  •  費用:社費

 

1. はじめに(バックグラウンド)

  • 私立文系大学(経済学部)卒、在学中に1カ月ほどイギリスに短期留学

  • 2017年に大手信託銀行に就職。

  • 入社後支店で個人向け住宅ローン営業を1年経験後、海外ファンドアドミニストレーションの営業、プロダクト組成を4年経て、アイルランドにある子会社(ファンドアドミニストレーター)に出向し3年程駐在しました。

2. Why MBA

  • 国際的なビジネスの中でプレイヤーとして一通りパフォーマンスを出せるようになってきた中で、さらなる成長を考えたときにMBAが最も効果的な手段だと考えました。また実際に身近な先輩がMBA後に希望のキャリアを実現していたことも後押しする材料でした。

  • 自身の長期目標が海外投資家市場の拡大だったため、それを実現するには海外MBAが最適でした。また、海外投資家へのネットワーキング機会や、投資の考え方等学ぶには理想的な場所だと思っております。

3. Why Tepper

  • Financeに強い学校を選んでいく中で、Tepperのテクノロジーを起点としたリソース(他学部のMSCF含む)は強力だと感じました。

  • また、自身のキャリア目標として新規プラットフォームの開発、市場開拓があったため、アントレプレナーシップ関連のリソースや社内起業向けのTrack (MIPD)は魅力的でした。

  • 大学周辺の治安環境や校舎のきれいさ、比較的ゆったりとした校風なども後押しするサブ要因になりました。

 

4. 受験プロセスの概要

  • 2024年1月:MBAの社内選考を本格的に考え始め、TOEFLの勉強等開始

  • 2024年3月末:社内選考突破、IELTSの対策開始

  • 2024年5月上旬:GMATのVerbalをIELTSと並行して開始

  • 2024年8月上旬:IELTS7.0取得

  • 2024年10月末:GMAT615(欧州校用出願スコア)取得

  • 2024年11月中旬:EA158(米国校用出願スコア)取得

  • 2025年1月上旬:米国4校、欧州2校に出願

  • 2025年1月中旬:米国2校、欧州1校のキャンパスビジットを実施

  • 2025年2月:米国はTepperのみ(他はWL)、欧州は2校から面接招待

  • 2025年3月:Tepper, 欧州2校から合格通知、Tepperに進学決定

 

 5. TOEFL/IELTS

  • TOEFLは1か月間程度独学で勉強し、2024年2月に受験した結果スコア80程で相性はよくないと考え、IELTSでスコアメイクすることを決断(欧州に駐在しており、TOEFLは自宅受験しか選択肢がないことも影響しました)。

  • 結局SpeakingとListeningに苦労し取得に4か月強かかりました。以下それぞれセクションの所感です。

L: 一番ブレが大きく、厄介なパートでした。リスニングの概要は比較的簡単に掴めるものの、スペルが分からないと解けない問題が複数あり、最後のブレイクスルーはとにかく日常英単語のスペルを暗記することでした。(これにより5.5 – 6.5だったのが最後は7.0-7.5に安定するようになりました)

S: 最初に苦戦したのがこのセクションで、独学では一番非効率な部分だと思います。最初は自身でスクリプトを作成し、それを暗記していましたが、それが採点基準に合うとは限らず、また発音やリズムの矯正も自身では難しいため、1on1のレッスン等で弱点を見つけるのが最も早い近道だと思います。実際AGOSの1on1のレッスン(元IELTSの採点官)を取ったことで、自身の課題点のあぶり出しと実際に出題される頻度の高い質問の模範スクリプトを得られたため、瞬間的に6.5は安定して取れるようになりました。

  • 結論として、帰国子女等で英語力に絶対的な自信がない限りは、どんなにスケジュール的に押していてもしっかり塾等に通い地に足をつけ対策をした方が近道になります。自身の場合、仕事上ビジネス英語には数年触れていたため、独学でもすぐに取れるだろうという驕りが結果的に命取りになりました(ビジネス英語で必要な英語力とIELTSで図られる英語能力はかなりギャップがあります)。

 

6. GMAT/GRE

  • 大枠として以下のように塾を使い分けしました。私自身としては今振り返っても限られた時間の中ではベストだと思っていますが、強いて言うならDIについては2024年時点で業界として体系だった攻略法が確立されていなかったように思います。

Verbal CR: AGOS, RC: Affinity

Quantitative: マスアカ、Jmath

Data Insight: G-Prep

  •  Vに関しては、少しでもやる量を減らすと加速度的にスコアが下落しました。10月末時点でV:81Q: 84, DI: 77(Total615)だったので、DIに力を入れVの時間を最低限の演習のみに絞ったところ、12月中旬時点でV:75 Q:84 DI: 82 (Total615)という結果になりました。また、もう一つの可能性として、VとDIでは読み方の質が異なる点(前者は精読で後者は速読)もうまく自身の中で切り替えられなかったのが敗因だと感じております。

  • 結局GMATでの米国出願用のスコアメイクは間に合わないと判断し、EAのスコアメイクも同時並行で行い、何とか11月末に158(V:10, Q:18, IR: 10)を取得しました。Vに関してはSCを完全に捨てることになりましたが、その分CR, RCに時間を割くことで10点前後を狙いに行く戦略を取りました。

  • 全体を通して、すべての科目を一定期間にどれだけ触れることができるかという点が勝負だと感じており、長期的に少しずつ進めるというよりかはがっつり時間が取れる期間に短期決戦で挑んだ方が結果の出る試験だと思います(もちろん基本的な解法や問題そのものの慣れといった基本的な部分は早く済ませる方がいいです)。

 7. レジュメ/エッセイ

  • AGOSの岡田さんに依頼し、学校選びからエッセイ作成まで一貫してサポートしてもらえたのはありがたかったです。また、自身の長期的なキャリア目標等を尊重してもらえ、完全にゼロからストーリーを構築していける点で気持ちよく進めることができました。

  • エッセイの作り込みは、答えが無いように見えますが、時間をかけ学校の特色を理解し、自身の経験と長期目標との間の必要なものを考えると、その学校がぴったりとはまる瞬間が来ると思いますので、辛抱強く考え抜くことが重要だと思います。

     

8. 推薦

  • 派遣元の直属上司、元上司に依頼して作成いただきました。

 

9. インタビュー

  • アゴスの模擬面接をベースにし、あとは実際に学校を受けていく中で実践を通してチューニングしていきました。

  • Tepperのインタビューでは、基本的な質問に加えBehavioralも2,3個ありましたが、面接官から鋭い指摘が入ることもなく、終始穏やかな雰囲気で終えることができました。
     

10. 最後に

  • メンタルマネジメントが非常に重要になると思います。社費、私費それぞれの厳しさがあると思いますが、社費に限定すると必ず決められた大学の中から合格しなければならないというプレッシャーの中走り続けるというのは、相応のストレス下に晒されることになります。受験生のみなさんは、時にはリラックスする時間も大切にしてください。

  • 私自身会社の方、塾の方、家族には本当に助けられました。感謝を忘れずに今後に繋げていきたいと思います。

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